スーパーフォーミュラ第9戦富士のスターティンググリッドが公示され、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が最後尾からスタートすることが明らかとなった。
岩佐はウエットコンディションに見舞われた予選のQ2でスピンし、100Rアウト側のバリアにクラッシュ。赤旗の原因となった。その時点では圧倒的な最速タイムであった岩佐は、トップのまま予選を終えることになったが、赤旗の原因を作ったとしてQ2のタイムが全抹消され、12番手に降着となった。
しかしながら公示されたグリッド表によれば、岩佐はエンジンを交換したようで、規定により10グリッド降格に。これで岩佐は22番グリッド……最後尾からのスタートとなる。
現在ランキング2番手につける岩佐にとって、この最後尾は大きな痛手と言える。岩佐を7ポイントリードする坪井翔(VANTELIN TEAM TOM'S)は2番手スタートであり、そのまま2位に入ればさらに15ポイントを積み重ねることができるからだ。
なお、11日の富士スピードウェイには朝から雨が降り注いでいる。お昼に行なわれたKYOJO CUPのスプリントレースは数周のセーフティカーランを経て通常通りの周回が行なわれたが、スーパーフォーミュラの決勝レース直前の段階でも雨脚は強く、富士の名物とも言える霧も深くなりつつある。予定通りレースが進行できるかは心配されるところだ。仮に2周が完了できればレースは成立となり、当初の周回数の75%未満で終了すればハーフポイント、75%以上を完了すればフルポイントとなる。

