
「かろうじて敗戦回避」「“慢性病”の空中戦で完敗」森保Jの3戦未勝利を韓国メディアが続々と報道! 自国のブラジル戦完敗には…
日本代表が10月10日の親善試合でパラグアイ代表と2-2で引き分けたニュースは、韓国でも様々なメディアを通じて報じられている。
「“上田劇的同点ゴール”日本、ホームでパラグアイと2-2ドロー…3試合連続勝ちなし」(スポーツメディア『スポーツトゥデイ』)
「“韓国戦が最後の勝利”日本、3試合未勝利の不振…パラグアイと2-2痛み分け」(サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』)
「日本も勝てなかった!ホームでパラグアイと2-2引き分け→上田の劇的ゴールでかろうじて敗戦回避」(総合メディア『Mydaily』)
「日本、後半アディショナルタイムの劇的弾でパラグアイに冷や汗ドロー→Aマッチ3戦未勝利と停滞」(スポーツ&芸能メディア『スポータルコリア』)
なかでも、見出し内で「“慢性病”の空中戦で完敗」と強調したのはネットメディア『スターニュース』。「敗戦濃厚だった日本は、終了間際の同点ゴールのおかげで起死回生した。ただ、慢性病の空中戦では依然として弱かった。2失点はいずれも高く上がったボールから始まった」とし、次のように報じた。
「北中米W杯本大会まで約8か月が残っている。開催国を除いて最速で本大会出場を決めた日本は、最終予選最後の2試合でローテーションを稼働し、余裕を見せたことがある。しかし、いざ戦術の完成度を上げる親善試合の期間に未勝利が長引いている」
また、スポーツメディア『SPOTV NEWS』は森保ジャパンの守備面に言及。「アジア相手に誇っていた鉄壁の守備が揺らいでいる。W杯最終予選では10試合で3失点のみだったのが、9月のアメリカ戦敗北に続き、今回のパラグアイ戦ドローと2試合連続で2失点を許している」と指摘した。
一方で、ネットメディア『エックスポーツ・ニュース』は「日本の2連敗危機、“オランダリーグ得点ランク1位”が救った」として上田綺世にフォーカス。「今季エールディビジで8試合8ゴールを決め、得点ランキング首位をキープしている上田がAマッチでも存在感をアピールし、日本を2連敗のピンチから救い出した」と、所属クラブでの好調ぶりにも触れて活躍を評価していた。
同日に韓国代表もホームでブラジル代表と対戦。ソン・フンミンが国際Aマッチ通算137試合目の出場で韓国代表の最多出場記録を更新し、イ・ジェソンも通算100試合出場を達成するなどメモリアルな試合となったが、13分に先制を許すとその後も失点を重ね、最終的には0-5で大敗を喫した。
「世界の壁を実感した韓国、ホームでブラジルに0-5完敗」(経済メディア『朝鮮Biz』)、「“守備は崩され、攻撃は弱くて”…W杯本大会へ課題残した韓国代表」(一般紙『ハンギョレ新聞』)など各社が厳しい論調を並べたなか、スポーツ紙『スポーツソウル』は試合終了直後、「“サンバ軍団”ブラジルに0-5大敗…ホン・ミョンボ号、W杯本大会のトップレベルを痛感」と題した記事でこう総括している。
「第2期ホン・ミョンボ体制発足以降、韓国はこれまで国際Aマッチ15試合で9勝5分1敗を記録した。その大半がアジア勢だったが、本格的なW杯本大会体制に突入した先月にはアメリカ遠征で1勝1分の好成績を挙げていた。この日もアメリカ戦、メキシコ戦に続き再び3バック戦術を試したが、ブラジルの貫禄と個人戦術、力の前にすべて崩れた。“W杯優勝候補”レベルのチームとの戦力差を実感した」
次回は14日に日本がブラジル、韓国がパラグアイと対戦相手を入れ替えての一戦となる。ともに10月シリーズの初戦で多くの課題が見つかっただけに、2戦目でどのような戦いぶりを見せるかに注目したいところだ。
構成●ピッチコミュニケーションズ
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