Photo:sirabee編集部元読売ジャイアンツの駒田徳広氏と岡崎郁氏が13日、YouTubeチャンネル『アスリートアカデミア』に出演。送りバントについて持論を展開した。
■上層部からのバント指示を拒否動画では巨人時代の先輩後輩である岡崎氏と駒田氏がトーク。そのなかで、東京ヤクルトスワローズの池山隆寛監督が「バントをしない」という采配の話題に。
岡崎氏は巨人の2軍監督時代、「送りバントをさせろ」という上からの指令を拒否していたことを明かし、「俺バント嫌いで。でも、前にノーアウトランナー1塁で、バントで送らせたケースと、バントじゃなくて打たせたケースでは、どちらが得点率が高いか、データで出したことがあるらしい。そしたらやっぱり、送ったほうが(得点率が)高いらしい」と語った。
関連記事:藤本博史氏、ソフトバンク監督時代「また叩かれるかな…」 苦悩と葛藤の裏側を告白
■駒田氏もバントに違和感さらに岡崎氏は「確率的には、送らせたほうが1個アウトを与えても、点が入る可能性は高いというデータは出てるらしいけど。でもそれ、1点じゃん。送らなかったら、2点、3点取る可能性もあるじゃん。俺、嫌いなんだよね、バント」と指摘する。
駒田氏は横浜ベイスターズ時代の指揮官、権藤博元監督のエピソードを紹介し「野球ってさ、27個のアウトを取る取り合いじゃないですか。たとえば3回バントやったらね、24個でいいわけですよ、自力でアウト取るの。野球って自力でアウト取らせるように戦っていくのが本当の野球じゃないの?」と持論を展開した。
関連記事:“イチロー伝説のヒット”を呼んだワンプレー 稲葉篤紀氏が韓国戦を回顧「流れとか色々あって…」
■初回からバントは嫌続けて岡崎氏は「終盤で1点負けているならわかるけど、初回から送りバントは追い込まれる感じがする」とコメント。
話を聞いた駒田氏は「3つアウトのうちに4つ(塁を)取らなきゃいけないんだから、1個ずつじゃ足りないんだよっていうね。どっかで冒険をしなければいけない」と力説していた。
関連記事:首位浮上した広島東洋カープの要因は? 野村謙二郎氏が語る、新井貴浩の変化「去年と違う…」
■現代野球におけるバントの価値日本では古くから有効な作戦とされた送りバントだが、最近は池山監督のように用いないチームが主流だ。
一方でMLBでは送りバントの存在が見直されつつある。これは投手のレベルが上がりヒットや長打が出にくいことや、資金力のないチームは打撃の良い選手を抱えることができないため、バントや機動力で勝負するようになったと考えられている。
また、昨年優勝した阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークスともに送りバントの数がリーグトップだった。是非はともかく、勝利するために必要になってくることもある作戦であることは間違いないだろう。
関連記事:新庄剛志監督「犠打ゼロ」で記録更新 過去には送りバント“失敗”シーンも…
【今回の動画】岡崎氏と駒田氏が語る「送りバント」■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
