
ミュージカル「忍たま乱太郎」第15弾 再演 走れ四年生! 戦え六年生!〜閻魔岳を駆け抜けろ〜が、10月11日から上演される。その開幕に先駆けて10月10日に東京・シアターGロッソにて公開ゲネプロと取材会が開催され、潮江文次郎役の渡辺和貴、潮江文次郎役の渡辺和貴、中在家長次役の新井雄也、七松小平太役の坂垣怜次ら7名が囲み取材へ出席した。
本作は漫画「落第忍者乱太郎」(朝日新聞出版)および、それを原作としたアニメ「忍たま乱太郎」を舞台化したミュージカル作品。
■四年生が目指すのは閻魔岳の頂上
学園長先生の思いつきで学年のリーダーを決めることになった四年生だが、全員がリーダーになりたいと言い出して決まらない。困った四年生の相談受けた六年生の発案で、リーダー決めの舞台は閻魔岳となった。
しかし閻魔岳は、ドクタケ忍者隊の弱体化を目論むクモタケ忍者隊の根城となっており、フリーの売れっ子プロ忍者・山田利吉らを巻き込んだ戦いが繰り広げられていた。リーダーになりたいという思いを胸に頂上を目指す四年生とそれをサポートする六年生、そしてドクタケ忍者隊の絆を感じさせるエピソードが描かれる。
■新シーンも追加され見応えのあるステージに
5月23日から上演された第15弾の再演である本作。七松小平太と中在家長次が歌に乗せて思い出を語るシーンや、山田利吉とへっぽこ事務員・小松田秀作のコミカルなデュエット曲、綾部喜八郎が平滝夜叉丸に本音を吐露する一幕など、新しい曲と共にそれぞれのキャラクターを深掘りする展開も追加され、より見応えのあるステージとなっていた。

■取材会には初登壇の四年生も登場
ゲネプロ後の取材会では、潮江文次郎役の渡辺和貴、中在家長次役の新井雄也、七松小平太役の坂垣怜次、平滝夜叉丸役の西岡諒佑、田村三木ヱ門役の沖矢悠、小松田秀作役の輝山立、山田利吉役の松原凛が出席した。

今回初めての取材会への参加となった西岡は緊張を見せながらも、出演に際しアニメを改めて見て熱い話や沁みる話があったと言い、「そういうお話に出演できることをすごくうれしく思っています」と喜びを語った。
西岡と同様、本作初演から『忍ミュ』に参加している沖矢は、『忍ミュ』への出演が想像できずにいたが、ファンミーティングと初演を経て優しくて温かい場所と思えるようになり「最近はすごいほっとしながらやらせていただいております」と笑顔をこぼす。

初演と再演の違いについて、輝山は山田利吉役の松原に対し「初演を経てすごく呼吸も合ってきたというか、息の合った掛け合いができているなという実感がある」とし、二人の新曲も含めて最高のものとなるよう意欲を見せた。
また松原は、新曲だけでなく新たなギミックや特別な演出も含めて「たくさん新鮮なものを楽しんでいただけたら幸いです」と期待を高めた。
同じ会計委員会の田村三木ヱ門とのエピソードが追加された渡辺からは、アニメにも感動するシーンがたくさんある事に触れて「アニメが好きな人にも、舞台を見て、さらに感動してもらえるように頑張っていきたい」と原作ファンへの思いも語られた。

再演から尼子騒兵衛先生作詞の新曲を1曲ずつ歌うことになった六年ろ組の二人は、互いのことを歌う曲について、新井が「大切にしていきたい」と語り、坂垣も「すてきな曲だからこそ、お客様一人ひとりにお届けできるようにしっかり最後までやっていきたい」と意気込みを表した。
『ミュージカル「忍たま乱太郎」第15弾 再演 走れ四年生! 戦え六年生!〜閻魔岳を駆け抜けろ〜』は、10月11日から10月26日(日)まで東京ドームシティ シアターGロッソ、11月1日(土)から11月3日(月)まで大阪・にある梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、11月8日(土)から11月9日(日)まで愛知・春日井市民会館にて上演される。


