千葉県警捜査1課は14日、不同意性交の疑いで、タレントで会社役員のボビー・オロゴン(本名・近田ボビー)容疑者(60)=埼玉県さいたま市浦和区大原=を逮捕した。知人女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。さいたま市内の自宅周辺を取材すると、数年前の不祥事以降、地域社会から完全に孤立していた実態が浮かび上がった。
「世界中の全員が敵に見えてくる」
逮捕場所は羽田空港第3ターミナルだった。
ボビー容疑者は今年4月21日午後4時ごろから同6時ごろまでの間、千葉県内の民家で、知人の成人女性に対して性的暴行を加えた疑いが持たれている。捜査関係者によると、被害女性とボビー容疑者の間に交際関係はなかったという。
「事件翌日の4月22日、女性から警察署へ『性的被害に遭った』との相談が寄せられました。これを受けて県警は、現場周辺の防犯カメラ映像の解析や物証の収集などを捜査を慎重に進めていました。
しかし、その間にボビー容疑者が海外へ渡航したため、帰国のタイミングを把握し、14日に航空機が羽田空港へ到着したところで身柄確保に踏み切りました」(社会部記者)
実は5月以降、ボビー容疑者を巡る“ある噂”が広がっていた。
「ある若い女性が、5月上旬ごろから周囲に『ボビーから性被害を受けた』と相談していたのです。女性はショックのあまり『世界中の全員が敵に見えてくる』などと泣きながら打ち明けていました。
その女性が今回被害を訴えている女性かはわかりませんが、当時から警察にも相談しており、捜査も続いていた」(ある業界の関係者)
“ドロ沼”となった元妻との離婚裁判
事件の報道を受け、さいたま市内にあるボビー容疑者の自宅前には複数の報道陣が集まった。
自宅の庭には屋外プールが設置され、ガレージには高級外車が駐車されたままだ。しかし、人の気配はなく、近隣住民らは一様に「ここ最近、彼の姿を全く見かけていなかった」と口をそろえた。
「また逮捕されたんですね……。ここ1年以上はさいたま市の自宅にいなかったと思いますよ。奥様やお子さんがこの家に住まなくなってから、ほぼ空き家みたいな状態です。
たまに家の中に誰かが来ている気配はありましたが、ボビーさん本人ではなかったので、お手伝いさんか管理を任された人が来ていたのではないでしょうか」(近隣住民の女性)
別の住民によると、ボビー容疑者一家は以前から地域住民との交流がほとんどなかったという。近所に住む男性はこう証言する。
「俺もここんところ、あいつの顔はまったく見ないよ。自治会の当番もあの一家は一切やらない。いい加減だよね。家族で住んでいた当時は、家の中からケンカみたいな声が聞こえてくることもあった。でも、とにかく近所付き合いをしない人たちだったから、誰も関わろうとはしなかった。
先に奥さんがいなくなって、子どもたちもどこかへ行ってしまった。そのうちボビーさんも、あの家にはほとんど帰らなくなっていたよ」(70代男性)
ボビー容疑者は2020年、自宅で妻の頬を指で突くDV事件を起こし、県警に暴行容疑で現行犯逮捕された。その後、暴行罪で在宅起訴され、2021年5月にさいたま地裁から罰金10万円の判決を受けている。
「夫婦はその後、離婚することになるのですが、裁判はかなり泥沼化しました」(週刊誌記者)
実際、離婚裁判ではボビー容疑者によるDVのほか、自動車のミラーの破壊や防犯カメラの無断撤去などが問題視された。
裁判所は夫婦関係の破綻を認定し、離婚慰謝料100万円の支払いを命令。さらに財産分与では元妻への約7200万円の支払いを命じ、当時未成年だった三男と次女の親権も元妻が取得している。

