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吉井理人が楽天新監督オファーに「即答OK」した「シーズン中の電撃人事」舞台裏

吉井理人が楽天新監督オファーに「即答OK」した「シーズン中の電撃人事」舞台裏

 楽天の新監督に、前ロッテ監督の吉井理人氏が就任することになった。リーグ戦再開初戦、6月19日の古巣ロッテ戦(ZOZO)が初采配となる、電撃人事だ。

 楽天は6月9日の巨人戦後、三木肇監督の事実上の更迭を決定。日付が変わった深夜1時に発表する異例のものだった。塩川達也ヘッドコーチが監督代行を務めていたが「借金16」で今も最下位。

 シーズン途中という異例のオファーに動いたのは石井一久GMだ。
「吉井氏とは野村ヤクルト(1995~1997年)で一緒だっただけでなく、メジャーリーグ時代はニューヨーク・メッツ(2005年)でもチームメートだった。
 吉井氏はこのオファーに即答。その理由は監督業に対する未練があったからにほかならない。引退後、2008年に日本ハム1軍投手コーチに就任。
「この時にタルビッシュ有と大谷翔平を超一級の投手に育てたのは吉井氏です。一気に指導者としての評価を上げると、2023年にはロッテから監督のオファーが届きましたが、この時も即答でした」(吉井氏をよく知る球界関係者)

 ロッテもチームが低迷していた時期で「再建」を託された。就任期間3年間で2度のAクラス入りを果たして躍進させた実績がある。昨年は8年ぶりの最下位の責任をとって辞任したが、ファン感謝デーの挨拶で、
「もう少し(監督を)やりたかった」
 と本音をのぞかせていた。

三木谷浩史オーナーの「現場介入」が日に日にエスカレート

 選手の指導実績がある吉井氏だが、自分の信念を曲げないタイプでもある。現役時代の1997年にヤクルトのエースとして13勝。FA宣言した吉井氏に当時の長嶋巨人から超破格のオファーが届いた。
「長嶋さんは何度も吉井獲得に向けて自ら出馬し、口説きました。自分のポケットマネーからも出すという熱の入れようでしたが、断った。長嶋さんの直接オファーにノーを出したのは一にも二にも、吉井氏が初めてじゃないでしょうか」(古参の野球担当記者)
 実はこの時、中日を指揮していた星野仙一監督もオファーを出していたが、最終的にはMLBメッツへの移籍を選択した。

 楽天にとっては、再建の最後の切り札になる。三木監督の更迭については、
「開幕当初は首位だったチームが一気に最下位まで転落したことで、たびたび取り沙汰される三木谷浩史オーナーの『現場介入』『戦略に口出し』が、日に日にエスカレートしていきました」(楽天関係者)

 旧知の吉井氏でチーム再建に失敗すれば、今度こそ楽天野球団は壊滅の危機へと突入する。

(小田龍司)

配信元: アサ芸プラス

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