
本作の主人公は、『トイ・ストーリー3』(10)のラストでアンディからウッディらおもちゃたちを譲り受けた想像力豊かだけど内気な少女ボニーが主人公。ジェシーやバズたちを譲り受けたボニーは、おもちゃで遊ぶのが大好きで想像力豊かな少女だ。ジェシーたちはその成長をずっとそばで見守ってきたが、ボニーはタブレットに夢中な周りの子たちと話が合わず友だちづくりに悩んでいた。そんなボニーを心配した両親からのプレゼントで、最先端タブレットのリリーパッドが現れたことで日常は一変。内気なボニーは本当はおもちゃが大好きなのに、周りに合わせるためにその気持ちにフタをして、徐々に他の子どもと同じようにタブレットにほとんどの時間を支配されるようになる。かつて“遊びの時間”のなかで輝いていたボニーの笑顔が失われていくのを心配したウッディ、バズ、ジェシーらおもちゃたちは、ボニーの心を取り戻すため奮闘する。
そんなボニーを演じる天野は『インサイド・ヘッド2』(24)で幼い頃の主人公ライリー役や、『はたらく細胞』(24)で血小板役を演じた子役。ボニー役に決まった時の喜びについて「聞いた瞬間に両手でガッツポーズしてました。小さい頃から大好きな『トイ・ストーリー』の世界にまさか自分も入る事ができるなんて、夢のようでめちゃくちゃうれしかったです」とコメント。現在小学校4年生の天野は、演じていてボニーに共感するところがあったそうで、「私も人見知りな性格なので、初めましての人と話す時はボニーみたいに緊張でモジモジしちゃってうまく話せなかったりするので、演じていて『すごく分かるなぁ』と思いました」と、ボニーと自身を重ね合わせていたことを明かした。
ブレイズを演じる白山は、映画『秒速5センチメートル』(25)で第49回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した子役だ。白山はブレイズ役に決まったときを振り返り「小さい頃から『トイ・ストーリー』が大好きで、何度も観ていた作品でしたので、今回オーディションを受けさせていただけると聞いたときからうれしい気持ちでいっぱいでした。出演が決まったと聞いたときは本当に信じられなくて、ずっと大好きだった作品に携わらせていただけることが、いまでも夢のようです」と喜びを爆発させた。
さらに、シリーズおなじみのおもちゃたちの日本版声優も決定。柔らかい布のドレスを着たラグドールのドーリー役に沢城みゆき、元気いっぱいのトリケラトプスのプラスチック製の人形トリクシー役の許綾香、サスペンダーつきズボンを着た可愛らしいハリネズミのぬいぐるみ、ミスター・プリックルパンツ役の落合弘治、ティラノザウルスのプラスチック製のおもちゃレックス役の三ツ矢雄二、軍人のおもちゃ、コンバット・カール役の三宅健太、ジャガイモ頭の仲良し夫婦の夫ミスター・ポテトヘッド役に遠藤純一、胴体がバネでできている犬のおもちゃ、スリンキー・ドッグ役の辻親八、ジャガイモ頭の仲良し夫婦の妻ミセス・ポテトヘッド役の松金よね子、いまはウッディと共に捨てられたおもちゃを助ける活動をしているランプ飾りの羊飼い人形ボー・ピープ役の戸田恵子、おなかにお金を貯め込んでいるブタの貯金箱のハム役の咲野俊介、バイクスタントマンのおもちゃデューク・カブーン役の森川智之、プラスチックナイフで作られたおもちゃでフォーキーと結婚したカレン・ビバリー役に南真由、ゴールドのツノをもつユニコーンのぬいぐるみバターカップ役のふくまつ進紗の13名が決定。1作目が日本公開されて以来30年間シリーズを支えてきた日本版声優陣が彩る、吹替版の仕上がりにも大きな期待が高まる。
スマホやタブレットが当たり前のこの時代に、おもちゃにできる本当の役割とはなにか?「トイ・ストーリー」が描いてきた、おもちゃと人間の絆、ジェシーが仲間たちとたどり着いた答えに期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
