
就職活動にも身が入らず、人生に迷っていた大学生、大友勇輝(のせりん)。そんなある日、若狭和田ビーチでライフセーバーたちと出会ったことをきっかけに、彼の人生が大きく動き始める。主演は、Z世代を中心に熱い支持を集め、俳優、モデルの枠を超えて活躍の場を広げるのせりん。本作で映画初主演を飾る。また、徳重聡、伊礼姫奈、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡徳馬らが共演。監督は、国産メガネの95%を生産するまでに成長した福井のメガネ産業の礎を築いた明治時代の人々の情熱と愛を描いた『おしょりん』(23)の児玉宜久が務める。
このたび解禁されたハウツー動画では、映画でも描かれるライフセーバーのトレーニング風景が紹介されている。世界中で水辺の事故による溺死は2分に1人の割合で発生し、毎年30万人以上が亡くなっている。海の安全と人の命を守るのがライフセーバーの仕事だ。動画では、ライフセーバーになるための様々な訓練と知識が9つのパートで紹介されている。座学のBLS(ベーシック・ライフ・サポート)講習では、心肺停止や窒息に陥った傷病者に対し、その場に居合わせた人が救急隊や医師に引き継ぐまでに行う一次救命処置を学ぶ。徳重演じるベテランライフセーバー、立石が語るように、溺れた人を救ってから救急隊が到着するまでのわずかな時間が生死の分かれ道となる。
トレーニングでは、救助の基本となるレスキューボードの扱い方、レスキューボードが近くにない際に使用するチューブと呼ばれる浮き輪の使い方を学ぶ。トレーニングのなかでも最も過酷なのが"ラン・スイム・ラン"。200mのランニングと200mのスイミング、その後陸にあがりさらに200mを走り込む。砂に足を取られるためランニングといえど容易ではない。どんどん削られる体力、しかも全員がゴールを切った時が計測される。勇輝たちの最初のトライは15分42秒、しかし検定の規定はなんと8分以内、約半分のタイムでゴールしなければならない。
さらに、ボードによる救助実演やチューブによる救助実演、WS(ウォーターセーフティ)講習、CPR心肺蘇生法、そしてチームワークの大切さが映像で紹介されていく。CPRでは、胸骨の下を1分間に100回から120回、真上から力を込めて圧迫することで心臓のポンプ機能を復活させる。自身も救命救急士を目指している加奈が教えてくれるのは、空のペットボトルを使用した練習法だ。波が高くて溺者を見失いそうな時はボードを立て膝で漕いで(ニーパドリング)視線を高くし、もし見失ったときは、監視役の陸のバディを見る。バディは手で左右の合図を送り、それを頼りに溺者の元に向かう。つまりチームワークがなにより大切なのだ。
勇輝たちは無事訓練をクリアできるのか?海を愛し、人の命を守る若者たちの命と青春の物語をぜひスクリーンで目撃してほしい!
文/鈴木レイヤ
※西岡徳馬の「徳」は旧字体が正式表記
