
元阪神タイガース・掛布雅之氏が15日、YouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』に出演。交流戦でセントラル・リーグがパシフィック・リーグに対し大幅に負け越した理由を分析した。
■「守らないで打つ」ことの難しさ掛布氏は今季もパ・リーグが圧勝となった要因について、「DH制のないセ・リーグがパ・リーグの本拠で戦う。DH制を使った野球っていうものに対する準備はできない。守らないで4打席打つリズムなんて、シーズン中にやれるわけない」と指摘する。
野球の原点は「打つ」「守る」「走る」の三要素だと力説すると、「1つ守らなくていいという形で野球やったことがある子供たちは、いないんですよ」とコメントした。
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■阪神のDH打率は「1割台」さらに掛布氏は「DHで成績を残すのは難しい」と持論を展開。また、今季の交流戦で、阪神の指名打者に入った選手の打率が1割台だったことを紹介する。
そのうえで「7・8・9という下位打線のその打線の厚みが、パ・リーグとセ・リーグの野球の大きな差として出るんじゃないかなと。交流戦がここ数年、パ・リーグが上に来てセ・リーグが下になってしまうのは、
やっぱりDHという制度があるパ・リーグの打線の強さになっている」と語った。
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■「3年後」には勢力図が変化?掛布氏は2000年代にダルビッシュ有や田中将大など、「ドラフトでいい投手がパ・リーグに入った」と指摘し、「そういうお手本がパ・リーグにいたから、パ・リーグのピッチャーは球がやっぱり強い」と解説。
来季からセ・リーグもDH制が導入されるため、力の差は「徐々に縮まる」と力説。「ドラフト戦略などチームの編成方針が変わる」とし、「3年後の交流戦が本当のセ・パの戦い方になる。3年後は、ここまでパ・リーグが上にはならない」と予想した。
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■セ・リーグのDH導入で…交流戦はこれまでパ・リーグの勝ち越しが圧倒的に多くなっている。とくにここ2年は大差がついており、両リーグともに順位の変動が見られなくなった。
掛布氏のように「DH制」を理由に挙げる声は多いが、交流戦のない時代は「パ・リーグの野球は大雑把」「パの主力はセの細かい野球には対応できない」など「セのほうが上」という考え方も存在していた。
セ・リーグにDH制が導入されることで勢力が変わることはあり得るだろうが、実力差の要因は本当にそれだけなのか。その答えは来年以降に出ることになる。
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【今回の動画】掛布氏が交流戦セ・リーグ惨敗の要因を語る■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
