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デート候補から毎回一軒だけ消していた僕。「悪いことじゃないから」と濁した本当のわけ

デート候補から毎回一軒だけ消していた僕。「悪いことじゃないから」と濁した本当のわけ

気づいていなかったこと

出かけた帰り道、彼女が思い切ったように切り出しました。「ねえ、いつも一軒だけお店消してるよね。何かあるの?」

その言葉で、ようやく気づきました。取り消された跡を、彼女はずっと見ていたのだと。そして、見えない一軒の正体を、ひとりで思い悩ませていたのだと。サプライズを完璧にすることばかり考えて、彼女を不安にさせていたことに、まるで気づいていませんでした。とっさにうまく説明できず、僕は目線を落としてこう返すのが精一杯でした。「ごめん、もう少しだけ待ってほしい。悪いことじゃないから」。

そして...

記念日の計画は、もう少しだけ内緒にしておくつもりです。それでも、彼女をあんなふうに思い悩ませてしまったことは、ちゃんと心に留めておこうと思いました。

特別な一日を用意することばかりに気を取られて、いちばん大切にしたいはずの相手の気持ちを、後回しにしていたのかもしれません。隠しておくことと、不安にさせることは違う。当たり前のことに、彼女のひとことでようやく気づけました。お店の名前を打ち明けるのは、もう少し先になります。その代わり、待っていてくれる彼女に、これからは小さな安心をひとつずつ手渡していこうと決めたのです。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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