「彼女には本当に怖い思いをさせてしまいました」と供述していたが…
12月24日の廣川容疑者の犯行時の様子について、前出の捜査関係者はこう話す。
「広川容疑者は『12月13日にポケモンカード、いわゆるポケカの購入当選通知メールが届いた。春川さんが大好きなポケモンがレアカードで入っている可能性が高い。それを春川さんに喜んでもらいたいなと思い、プレゼントしてストーカー行為を謝り、元の関係に戻りたいなと思った。
12月24日、午後10時10分くらいに春川さんの家に行き、玄関前にスターバックスコーヒーの袋に入れたポケカ、スタバのギフトカード、手紙を置いた』と調べで語っている。さらに被害者の帰宅を待ち、プレゼントを受けとるか確認しようとしたものの、被害者の帰宅時にその様子は見えなかったため、一度帰宅した後に自宅近くのタイムズレンタカーで車を借り、再度被害者宅に向かっている」
再訪した春川さんの家の玄関の明かりが点いていたことから、広川容疑者は春川さんが出かけて他の男性の元に行ってしまったのではないかという不安に駆られた。そのため春川さんの家の前で自殺をしようと自宅に果物ナイフを取りに行き、車のダッシュボードに入れ春川さんの家の前に戻ってきたところを刑事に確保されている。
この日、広川容疑者は手紙に『ごめんなさい 本当に今しにたくて どうか助けてください 本当にごめんなさい 本当におねがいします 今夜中に連絡ほしいです どうかおねがいします』(原文ママ)などと書いていたという。
1月中に行われた取り調べで広川容疑者は『通院を重ねて前向きに生きていこうという気持ちも芽生えています。彼女には本当に怖い思いをさせてしまいました。心から謝罪したいと思います』と語っていた。
その後、ストーカー行為などに関する法律違反や銃砲刀剣類所持等取締法違反などに問われた広川容疑者は罰金刑という判決を受けた。そしてその2か月後、池袋で刺殺事件を起こすことになる。
被害者の春川さんは12月25日に警視庁八王子署に相談していた。警察も同日逮捕するなど対応を行なってきたにもかかわらず、なぜ事件は防げなかったのか。現行の法制度に限界があるのではないか。ストーカー規制法に存在するさまざまな課題を見直すべき時が来ているのかもしれない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

