楽天イーグルスは前ロッテ監督の吉井理人氏が新監督に就任すると、6月17日に正式発表し、仙台市内で就任会見を開いた。
背番号81のユニフォームに照れくさそうに袖を通した吉井新監督は、
「野球人として大きな仕事を任されて、すごく嬉しい」
と照れ笑いを浮かべた。
球団広報がメディアに対し「人事についての会見」とだけアナウンスしたことで混乱が生じたと、本サイトがすでに報じているが、先行報道されたことで、サプライズ感は完全に消えてしまっていた。
「会見の模様は球団の公式YouTubeでもライブ配信されました。驚いたのは、世界中を飛び回っている三木谷浩史オーナーが同席したこと。何度も『異例』という言葉を使って、監督交代を進めた経緯を説明したのが印象的でした」(球界関係者)
成果が出なければすぐに監督を解任する文化
三木肇前監督、塩川達也監督代行、吉井新監督と、わずか1週間あまりで現場責任者が2度も変わること自体、野球界では前例がないと言っていいが、
「会見途中にヒントがあった」
と語るのは、先の球界関係者である。
「写真撮影後、三木谷オーナーはサッカーのヴィッセル神戸を例に挙げて、この4年で3度も日本一になったことを強調。チーム強化や球団の文化を変えてサッカーで成功したことを、同じ楽天グループのイーグルスに転用してやりたい意思を示していました。とはいえ、サッカーでは成果が出ないと、すぐさま監督を解任する文化が根づいている。その手法を野球界で強化するというのか…」
ちなみにヴィッセル神戸ではこれまで、シーズン中の交代を含め、やはり頻繁に監督が入れ替わっている。新生楽天でさらなる激しい人事が今後、繰り広げられそうな予感がしてならない。

