
火星の表面を移動しながら観測を続ける、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランス。そのパーサヴィアランスの総走行距離がフルマラソンの距離(42.195km)を超えたと、NASA・JPL(ジェット推進研究所)がXでポストしました。
It’s a Martian marathon!
— NASA JPL (@NASAJPL) June 17, 2026
NASA's Perseverance Rover has surpassed a total distance of 26.2 miles (42.195 kilometers) of travel on the Red Planet. It crossed the milestone while exploring intriguing ancient terrain to the west of Jezero Crater. pic.twitter.com/kWd7iSImUM
クレーター内から三角州を経てクレーターの縁へ
パーサヴィアランスは2021年2月に火星のジェゼロ・クレーターへ着陸しました。それから約5年4か月でフルマラソンの距離に達したことになります。

こちらは着陸以来のパーサヴィアランスの走行ルートです。ジェゼロ・クレーターはかつて水をたたえた湖だったと考えられている場所で、クレーター内には流れ込む川の水によって形成されたとみられる三角州(デルタ)も存在します。パーサヴィアランスは、クレーターの底からスタートし、三角州、クレーターの縁の上へと移動してきました。
フルマラソンの距離を超えたのはオポチュニティ以来2機目
走行距離がフルマラソンの距離を超えたのは、2004年に火星へ着陸し、2018年6月に通信途絶したオポチュニティ以来2機目のことです。オポチュニティの走行距離は最終的に約45.16kmになりました。なお2012年8月に火星へ着陸し、現在も観測を続けるNASAの火星探査車キュリオシティは、これまで約37.1kmを走破しています。
冒頭の画像は、2026年3月11日(1797火星日)に撮影された「自撮り」画像です(Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)。画像について詳しくはこちら→「着陸以来最西端の地で撮影された火星探査車パーサヴィアランスの最新自撮り画像」
(参考)
火星探査車パーサヴィアランスの現在地と移動経路を示すマップ
火星探査車キュリオシティ、走行距離が30kmに。走行経路を東京や大阪の地図と比べてみた

