阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が6月18日に大阪市内で行われ、今年も虎党の株主から役員に対し、様々な「注文」が浴びせられた。
1400人を超える現地出席者は各事業に関する質疑を行うが、中でも名物となっているのは、子会社である阪神タイガース関連の質問だ。
在阪メディア関係者が言うには、
「今年も多く出ましたわ。2軍本拠地・尼崎の球場周辺のたばこポイ捨ての苦情に始まり、ビールのワンコインデーの有無や、ケガ人が続出している中継ぎ投手陣の補強希望まで飛び出した。『ここ3年間、外国人選手が使いものになっていない。フロントはどうなっているのか』という鋭い質問もあった。担当役員は冷や汗をかきながら丁寧に説明していましたが、全体的には無風で終わった印象でしたなぁ」
「株主も優しくなったよなぁ」
この時期、球団幹部はチーム成績に神経をとがらせている。過去には歴代監督やFAで獲得した選手の解任要求をするなど、阪神ファン株主の要求については、
「正式に物申せる立場の人たちの意見だから記事になりやすいし、球団が苦情を入れてくることもなかった。社会的影響力も大きいですし」(前出・在阪メディア関係者)
交流戦は6勝12敗と苦戦して、巨人に首位の座を明け渡しているが、
「昔なら鋭いツッコミの対象だったと思う。時代が変わって、株主も優しくなったよなぁ」
球団関係者はそう言って懐かしむのだ。
ちなみに6月24日には、交流戦で初優勝した西武の親会社定時株主総会が開かれる。一家言ある立場で球団経営に物申すのもまた痛快だ。

