前ロッテ監督の吉井理人氏が、シーズン中に楽天新監督に電撃就任。6月10日、セ・パ交流戦の最中に三木肇監督の休養が発表され、塩川達也ヘッドコーチが監督代行となったが、さらに吉井新体制となってリーグ戦に突入した。
「俺の時も実はあったんですよ。休養説が流れてたんです、監督の時に、残り1カ月ぐらいで」
YouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」でこう苦々しく自身の楽天監督時代を振り返ったのは、野球解説者の大久保博元氏だ。監督の任にあったのは、2015年。結果は最下位だった。
大久保氏が核心へと踏み込んで言う。
「(球団社長に)『今シーズンで俺は辞めますから、次の監督探してください。その代わり、休養は絶対させない方がいい。残り1カ月で笑われるから』って」
「我々全員、辞めるってみんなで決めて」
大久保監督を支える参謀は、現・巨人監督代行の橋上秀樹氏だった。大久保氏は橋上ヘッドコーチの「凄さ」を力説する。
「その3~4カ月前に『監督、血判書を持ってきました。監督を休養させるとか、監督が思ったような野球をやって球団が監督をクビにさせるとか。我々全員、辞めるってみんなで決めて血判書を持ってます。監督だけを辞めさせません』って言ったのは橋上さんなんです」
この血判書に勇気づけられた大久保氏は10月6日、シーズン最終のロッテ戦をもって監督を退任。橋上ヘッドコーチも翌7日に退団した。
それから11年。今度は橋上氏が、辞任に追い込まれた阿部慎之助監督の代行として巨人の指揮を執り、セ・パ交流戦で躍進。リーグ首位に立った。
同じ楽天監督経験者として、大久保氏は三木前監督の気持ちがよくわかっていることだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)

