以前、岐阜のソウルスナック「カニチップ」を紹介させていただいた。
だが、私には帰省するたびにほぼ必ず食べるご当地グルメがもうひとつある。その名も「羽島ダンゴ」だ。
しょうゆ団子でもない。みたらし団子でもない。
地元民にはおなじみだが、関東を含む他の地域では似たものを見つけられない。少なくとも私は出会ったことがない……。
だからこそ、この推し団子の魅力をどうしても伝えたいのだ。
・大きなたぬきが目印
本店があるのは岐阜羽島駅から車で5分ほどの場所。
目印は、大きなたぬき。
持ち帰りの人のお客さんが多いが、店舗横にちょっとしたイートインスペースも併設されているのが、ありがたい。
羽島ダンゴのほか、焼きそばやお好み焼き、スイーツなども販売。
いつもは羽島ダンゴ一択だが、前回帰省した際、別店舗で見かけて気になっていたメニューもあったので、この機会にいろいろ食べてみることにした。
・岐阜を離れて初めて気付いた
まずは、羽島ダンゴ(1本125円)。
購入時に「たれをかけますか?」と聞かれるが、個人的には、県外の人は追いだれなしで十分だと思う。というのも、このタレはかなり味が濃い。
私の場合、すぐ食べるときは追いだれなし。持ち帰るときだけ追いだれをお願いしている。
モチっとしているけど、モチっとしずぎない食感の団子に、甘辛いタレがたっぷり絡む。これが本当においしいのだ。
ヤマザキのみたらし団子のようなトロッとした感じでもない。しょうゆをサッと塗っただけの素朴な焼き団子とも違う。群馬の焼きまんじゅうのタレとも別物だ。
あぁ、どう表現したらいいのだろうか……。百聞は一口に足らずということで、とりあえず食べてみてほしい。
子どもの頃から当たり前のように食べていたので、岐阜を離れるまでは全国どこでも買えるものだと思っていた。しかし関東へ来てから「同じ味の団子が見つからない」と知ったときはかなりショックだったし、本気で仕入れ販売してみたいと思ったことすらある。
ただ正直なところ、年を重ねるにつれ、しばらく存在を忘れかけていた時期もあった。ところがコロナで寝込んでいたとき、帰省中に友人が見舞いとして玄関先に置いていってくれたのが羽島ダンゴだった。
久しぶりに食べて、「やっぱりおいしい……」と再認識。以来、帰省のたびに買うようになった。
