10月12日(日)、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第10戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
前日の第9戦は、悪天候によりセーフティカーランのみで途中終了になるという不完全燃焼なレースとなったが、一夜明けての第10戦は曇り予報。10時10分からの予選は各車ドライタイヤで出走したものの、路面は乾き切っておらず、ウエットパッチが残る中での走行となった。
11台が出走するQ1のA組では、セッション開始と共に10台がコースイン。そのまま周回を重ねていき、アウトラップ含めて4周前後のウォームアップラップを入れてからフライングラップに入った。一方、ザック・オサリバン(KONDO RACING)がトラブルが起きていたようで、コースに出ることができなかった。
そんな中、前日のレースで優勝を飾ったサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)がADVANコーナー手前でコースオフするシーンも。その影響からか、その後のアタックラップではブレーキロックアップする場面もあり、タイムが伸びずにA組9番手でQ1敗退となってしまった。
A組のトップを争ったのはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)と牧野。最終的には1分22秒759をマークした牧野がトップ通過で、2番手はフラガ、以下福住仁嶺(Kids com Team KCMG)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、大嶋和也(docomo business ROOKIE)までがQ2に駒を進めた。
B組は全車が無事コースインして、アタックへの準備を進めていった。最初にターゲットタイムをマークしたのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、計測4周目に1分22秒651を叩き出した。その直後に1コーナーでオーバーシュートしてしまった太田だが、このタイムは最後まで上回られることはなく、B組トップ通過を果たした。
雨の第9戦で速さを見せた坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、野尻智紀(TEAM MUGEN)は共に太田に次ぐタイムを記録して順当にQ2進出。その他佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max)までがQ1を突破した。
10分間のQ1とは違い、ポールポジションを決するQ2は7分間しかない。アタックに入るタイミングが変わるため、各車のウォームアップの仕方や、タイヤの内圧など各種セッティングは変わってくるだろう。
アウトラップの後、ウォームアップのための計測ラップ2周を経て、残り1分半ごろから各車アタックをスタートさせた。集団の先頭で帰ってきたのは牧野で、1分22秒123の好タイム。チームメイトの太田は1分22秒263で及ばなかった。
そして集団の後方にいたフラガが1分22秒199で2番手に上がるも、牧野には0.076秒届かず。2周連続でアタックに入ったドライバーも多かったが、セクター3ではグリップのピークが終わってしまったか、上位陣のタイムが動くことはなかった。
これで牧野は今季2度目のポールポジション。序盤戦に2勝するも5月以降は表彰台がなくランキング4番手となっていた牧野にとって、タイトル争いに生き残る上でも大きなポールとなった。ボーナスの3点を加えたことで、予選7番手に終わったポイントリーダーの坪井との点差を23.5に縮めた。
2番手はフラガ、3番手は太田。4番手、5番手には岩佐、野尻のTEAM MUGEN勢が食い込んだ。

