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【仰天実話】Jリーグ神田駅前ビル時代にあった「会議室の生々しい会話」ダダ漏れ事件

【仰天実話】Jリーグ神田駅前ビル時代にあった「会議室の生々しい会話」ダダ漏れ事件

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の事務所はかつて、東京・神田駅前にあった。ごく普通のビルで、4階と5階の2フロアがJリーグの事務所だった。

 4階に広報や企画などのスタッフがいて、5階に川淵三郎チェアマンや理事などトップの部屋があった。それほど広いフロアではなかったが、熱気であふれていた。
 4階の入り口付近に記者用のスペースがあり、筆者はそこで川淵チェアマンや理事らが降りてくるのを待っていたものだ。

 特に記憶に残っているのは、記者スペースの横に簡単なパーテーションで囲まれた会議室があったことだ。もちろん、奥の方にも会議室はあったが、当時は広告代理店や企業関係者がひっきりなしに訪れていたため、この簡易な会議室を使っていた。ここでは費用やら収益やらと、なかなか生々しい話が聞こえてきた。今思えば、当時はかなり緩かった。

 それをそのまま記事にする…ということはほぼなかったが、ある時、当時行われていた2シーズン制ではなく「3シーズン制」について会話しているのが聞こえたため、とある理事に確認したところ「それは検討している」と話し、記事にしたことがある。当時はこの程度でもニュースになったのだ。

 その後、大ブームが起こり、Jリーグは1995年に港区虎ノ門の高層ビルに移転。その後、文京区本郷のJFAハウスに、2023年には丸の内に移った。豪華で清潔なオフィスになっていったが、筆者は時折、あの神田時代を懐かしく思うのだ。

(升田幸一)

配信元: アサ芸プラス

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