本作は商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』(24)が脅威のスマッシュヒットを記録した下津監督の劇場公開2作目。家族に問題を抱える引っ込み思案な高校生、愛を演じるのは山田杏奈。そして、海外帰りで日本の学校に馴染めない転校生、優を青木柚が演じ、その2人の前に立ちはだかる"集団"を導く謎の校長役をピエール瀧が演じる。
このたび解禁されたシーンでは、次々と取り込まれていくクラスメイトたちの姿が捉えられている。「ヤー、ヤー」と規律正しい掛け声を響かせ、人間離れした動きで迫りくる組体操集団。恐怖に怯える愛を前に、優が放ったまさかのひと言は「こっちも組体操だ!」。「え…」と戸惑う愛を肩車し、2人で「ヤー!!」と気合十分に応戦するも、完璧な統率で迫り来る組体操集団に通用せず、思わず愛が「だめじゃん!」と鋭くツッコミを入れる、笑いと狂気が同居した必見シーンとなっている。

笑うべきか、恐れるべきか?異色のSFサイコエンタテインメントが描く未知の82分間を劇場で体感してほしい。
文/鈴木レイヤ
