ホンダのルカ・マリーニは、2026年シーズンに向けて準備されている新型マシンについて、既に現行マシンよりも良くなっていると語った。
近年苦戦が続いていたホンダだが、2025年シーズンは改善傾向が顕著だ。前半戦ではヨハン・ザルコ(LCR)がフランスで勝利し、イギリスでも表彰台を獲得……そして後半戦で投入されたアップデート版のマシンが示す競争力が、さらにチームのモチベーションを高めている。
シャシーやスイングアーム、エアロダイナミクスが改良された2025年モデルのRC213Vを武器に、日本GPではジョアン・ミルが3位表彰台を獲得。接触などによって最終的な結果には繋がらなかったものの、マリーニもインドネシアGPで非常に有望な走りを示していた。
そんなホンダは、2026年シーズンにさらに改善してくるかもしれない。優遇措置を活かして9月にミサノで2026年仕様のマシンの開発とテストを行なったマリーニは、「来年のバイクは更に良くなるだろう」と語った。
「僕らは常に新しいアイデアを出し、アップデートを開発している。(最終戦後の)バレンシアテストでも間違いなくテストするけど、既に今のバイクよりも良くなっていると思う」
「細部が改善されていて、そこに大きなポテンシャルがあるんだ」
「今のバイクはライダーに適切なフィーリングを与えるという面で、しっかりとしていない。これまでもホンダのライダーは皆が“フローティング”(接地感を感じない)とか、リヤグリップの問題に不満を言ってきた。そして、今はその解決策が分かっていると思う」
「テストのたびに、そのフィーリングを改善するためのモノを持ち込んでいて、今はかなり良い水準に達してきている。今でもリヤグリップは問題だけど、昨年や、今シーズンの開幕から比較すれば大きく改善されている。2026年のマシンは、その部分が既に良くなっているんだ」
ホンダの最近の改善傾向はポイント面でも明らかだ。昨年はシーズンを通じて75ポイントしか稼げなかったものの、今は直近の6レースだけでも89ポイントを稼ぎ出している。
マリーニは、RC213Vが開幕以来あらゆる面で改善しているため、今の勢いを維持して行けば、2026年にはコンスタントに優勝争いに加わることも可能だと、非常にポジティブに考えている。
「僕らがどれだけ進歩しているかを明言するのは難しい」とマリーニは言う。
「でも僕自身も、ジョアンも、バイクと一緒に改善を進めているんだ」
「バイクが良くなっているのは間違いない。でもコンマ5秒の改善が何かひとつの要素から来ているというわけでもないんだ。様々な部分での取り組みを重ねてライディングも改善したことで、コーナー進入やコーナリングが良くなったんだ」
「バイクと共に成長し続けているし、そこはジョアンにとっても僕にとっても素晴らしいことだと思う。今はかなりいい状態だ」
「今シーズンの終わりまで、このパフォーマンスを維持できると思う。来シーズンをこの状態からスタートすることが大事になるだろうし、毎回のレースで優勝争いをできるように努力し続けることが大事だ。そこが来年の目標になってくるだろうし、今シーズンの残りもしっかりと取り組んでいきたいね」

