セ・パ交流戦で大きく負け越した阪神タイガースはペナントレース再開で息を吹き返したように連勝し、巨人と首位タイに浮上した。ところが前監督で阪神オーナー付顧問の岡田彰布氏は、大いに不満を持っているようだ。
それは6月22日放送の「newsおかえり」(ABCテレビ)に出演した際のこと。今季の選手起用について、こんな苦言を呈した。
「今のチームで、ゲームをやるにつれて強くなることはないで。だって、もうほとんど完成されたチームやもん。あんまり考えんでええと思わへん? 5番まで普通に使えばいいんやから。固定できないチームの方が多いんよ。だから弱い。強い戦力があるんだったら、別にシャッフルする必要ない。もうシャッフルは終わったやんか。俺の1年目(2023年)で終わったやん。そこからの積み重ねでええやん。それを自分らで崩してしまったらアカンわな。いろんなことやり過ぎて、崩れてる感じするわ。はっきり言うて」
「7連敗の時ずっと佐藤、ライトやで。わからへんねん、役割分担が」
昨年の交流戦も7連敗を含む8勝10敗と苦戦したが、交流戦終了後は勝ちを重ねた。その背景にあるのは佐藤のポジション問題だと指摘。
「去年は交流戦で苦戦して7連敗もあったけど、復活したんはなんやったと思う? 佐藤(輝明)のサードやんか。7連敗の時ずっと佐藤、ライトやで。森下(翔太)と佐藤が打たんかったら負ける。得点パターンがないやんか。それは役割分担ができていないということやな。それと打順を変えるからな、わからへんねん、役割分担が」
今季も6月17日の楽天戦から佐藤はサードに戻り、そこからチームは3連勝している。ルーキーの立石正広をサードに起用するため、佐藤と森下のポジションを動かしたことには、否定的な声が多かった。
今季の阪神は打順と守備位置をコロコロ変えすぎていると岡田氏は分析しているようだが、これからの戦いで、藤川球児監督はどんな決断をするのか。
(鈴木十朗)

