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楽天・吉井理人監督「サヨナラ打でようやく初勝利」楽天ベンチを変えた「前夜の非情交代」の効果

楽天・吉井理人監督「サヨナラ打でようやく初勝利」楽天ベンチを変えた「前夜の非情交代」の効果

 6月19日から楽天を指揮する吉井理人監督が6月22日の西武戦で、ついに「楽天での初勝利」を挙げた。1点を追う9回裏に同点とし、延長戦に突入。11回裏にまた同点に追いくと12回裏、黒川史陽の適時打でサヨナラ勝ちした。
 先制点を挙げたのは西武だった。これまでの楽天ならこの時点で負けムードになっていただろうが、この日は違った。

 チームは5連敗中だった。吉井監督は就任後、2連敗スタートとなったこともあり、指揮官の交代だけがチームを変えたということではなさそうだ。
「試合前、台湾プロ野球・楽天イーグルスの公式チアチームがダンスをし、球場を盛り上げていました」(スポーツ紙遊軍記者)

 彼女たちもチームを応援していたが、「伏線」は前日のロッテ戦にあった。吉井監督は先発登板した藤井聖を、わずか1イニングで降板させている。2回から計5人のリリーバーを投入する「ブルペンデー」になってしまったが、試合後の吉井監督は、
「あまりにもだらしなかったから」
 と非情の降板理由を語っている。

引き分けなら心身ともにボロボロに

 1回表に楽天が先制し、その直後のマウンドで藤井が3失点。あっさり逆転されてしまった。藤井はこれで5試合連続で初回に失点したことになり、本人もその点を挙げて反省の弁を述べている。
 とはいえ、吉井監督は藤井を先発ローテーションからは外すことはしないとも語っていた。投手のコマ不足があるのかもしれないが、名誉挽回のチャンスを残したわけだ。
 この藤井の非情交代が、楽天ベンチを変えたのではないだろうか。

 6月21日のブルペンデーの翌日は、延長12回の接戦。22日の黒川のサヨナラ打は2アウトから出たものだった。もし引き分けで終わっていたら、疲れが残るだけだ。チームは「心身ともにボロボロ」になっていただろう。

(飯山満/スポーツライター)

配信元: アサ芸プラス

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