・店員さんに聞いてみた
で、注文の前に『ミーフン』の正体を店員さんに質問してみることに。もちろん店員さんは中国の方であった。
「ミーフンは米の麺で、漢字では “米粉” と書きます。湖南省では非常にポピュラーな麺で、汁アリ・汁なし・炒め……などなど、色々な食べ方があるんです」
なるほど、どうやらミーフンは米の麺らしい。ただ……あれ? 確か日本でもなじみが深い「ビーフン」も米の麺で、漢字で書くと「米粉」じゃなかったっけ……?
「はい、同じものです。ミーフンとビーフンの違いは地域によっての発音の違いですね。ミーフンには平麺・細麺・極細麺などの形がありますが、日本では極細麺がビーフンとして広まったんですよ」
ふむふむ。ミーフンもビーフンも同じ麺で、違いは地域によっての発音とのこと。さらに米の麺は様々な形状があるようだ。なるほどねぇ~。
・初ミーフン
ミーフンの正体がわかったところで、今回は「豚足煮込みミーフン定食(980円)」をオーダー。歳歳紅では麺のタイプが「平麺」と「細麺」で選択できるようになっており、ランチ時は1杯まで無料で麺がお代わりできる。なのでまずは「平麺」を注文した。
で、やってきた「豚足煮込みミーフン」は、きしめんにも似た平たい麺。さらに言うならタイの米麺「センヤイ」に近い形状だ。なるほど、これがミーフンか。
さっそく食べてみると、ミーフンはビロビロ & ツルツルとした食感で良い意味で素っ気ない味わい。スープも意外とあっさり系で、濃厚なのは具の豚足だけである。
ガチ中華はガツンとパンチ系のイメージが強いが、歳歳紅のミーフンは私の中華料理史上最もあっさりとしていた。なるほど、これもこれで1つのガチ中華なのだろう。
一通り麺を食べ終えたら、お次に「細麺」をオーダー。細麺は平麺と違った “ムチムチ食感” が特徴的で、同じミーフンでも印象はかなり変わる。これが汁なしや炒めなら、さらに違った印象になるハズだ。
