富士スピードウェイで行なわれたKYOJO CUPの第4戦で、土曜のスプリント、日曜の決勝レースを共に制した下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)が、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを決めた。
KYOJO CUPは今シーズンより車両をVITAからフォーミュラカーにスイッチ。自動車メーカーの参画などもあり、大会の規模・注目度は大きく向上した。その記念すべき“KYOJOフォーミュラ元年”を圧倒的な強さで制したのが下野だ。
KYOJOフォーミュラはF4規格のマシンであるが、下野はFIA F4にも長年参戦するなど、KYOJOドライバーの中でも特にシングルシーターでの経験が豊富。さらにテストから速さを見せていたため、タイトル最有力とされていた。そんな中で戦うシーズンでは相当な重圧があったようで、会見でも「(最終戦は)今までみたいにしんどい気持ちでレースウィークに入ることはないと思う」と一安心した様子だった。
その重圧の大きさについて問うと、下野は次のように語る。
「今までポイントリーダーでシーズンを戦うこともなかったので、メンタル的にすごく疲れるところがありました。私はここ最近の大会でフリー走行では調子が良くなくて影が薄かったりもしたので、そういう面でも『レース本番で本当にいけるのか』という気持ちのしんどさは常にありましたね」
KYOJOフォーミュラの初代王者となった下野が目指す、次なるカテゴリーとは? これについて下野は笑顔でこう語った。
「もっと速いフォーミュラのクラスに上がれたら嬉しいですね」

