イオンモールに行ったことがある人は多いと思う。食品、衣料品、映画館……私(耕平)もイオンモールにはそれなりにお世話になってきた方だ。
しかし、イオンモールで「角打ち(かくうち)」をしたことがある人はどのくらいいるだろうか? おそらく全国のイオンモール利用者でも、ごく少数であろう。
ちなみに「角打ち」とは、酒屋で購入したアルコール類を店内で立ち飲みできる、昔ながらのサービスで下町の酒屋さんに多く見られる。
そんな日本最大級のショッピングモールチェーンに……
「角打ち、やってます」
の文字が……イオンで角打ち? マジか。一体どんな空間なのか? ということで、レポートしてみることにした。
・角打ち、やってます。
私が訪問したのは、2026年3月にオープンしたばかりの千葉県習志野市にある「イオンモール津田沼South」。
初めて訪れるが1階に入った瞬間、目に飛び込んできたのが「イオンリカー津田沼South」という巨大な酒屋コーナー。
世界中のワインや日本酒、ウイスキーがずらりと並ぶ光景はなかなか壮観だったが、正直なところ大型酒販店としてはよく見る光景でもある。
店内にはイオン直輸入ワインをはじめ、日本酒、焼酎、クラフトビール、ジャパニーズウイスキーまで、酒好きにはたまらない品揃えが広がっている。
ただ、大型の酒販店自体はそこまで珍しいものではない。私が本当に驚いたのはその先にあった。
「KAKU-UCHI by AEONLIQUOR」
なんと角打ちスペース! イオンの中に、立ち飲みの角打ちがある。しかもこの日は16時ごろの訪問だったのだが、15時から20時は「HAPPY HOUR」の時間帯。ハッピーアワーセットが600円(税込660円)で、ワイン2杯とおつまみ1品がセットになっているという。
「660円でワイン2杯セットかよ!」これはもう入るしかないだろう。
・コインでワインが注げる
角打ちのシステムが面白い。レジでハッピーアワーセットを注文すると、コイン2枚とワイングラス2脚が渡される。1コイン60mlで通常330円なのだが、ハッピーアワーではセット価格で楽しめるわけだ。
このコインを持ってサーバーへ向かう。角打ちスペースの奥にはワインサーバーが3台並んでいるのだ。白ワイン専用が4種、赤ワイン専用が4種、さらに日本酒のサーバーまである。
しかも各ワインには「フレッシュ&クリーン」「芳醇&エレガント」「リッチ&深い」といった個性チャートが付いていて、ワインに詳しくなくても直感で選べる仕組みだ。これはありがたい。
使い方もシンプル。サーバーにグラスを置き、コインを入れてボタンを押す。
すると、60mlのワインがグラスに注がれる。
この「自分で注ぐ」という行為がまた楽しい。まるでゲームセンターのメダルゲームのような高揚感がある。
そして角打ちコーナーを見渡すと、私が訪れたときはほぼ満員。16時台なのにこの賑わいだ。
