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『Michael/マイケル』が圧倒的リードで2週連続V!勢いが止まらない洋画に、『黒牢城』&『免許返納!?』など実写邦画が挑む

『Michael/マイケル』が圧倒的リードで2週連続V!勢いが止まらない洋画に、『黒牢城』&『免許返納!?』など実写邦画が挑む

6月19日から6月21日までの全国映画動員ランキングが発表。前週、オープニング興収10億円を超える華麗なロケットスタートを飾った『Michael/マイケル』(公開中)が2週連続Vを達成。4月第4週から9週連続で洋画作品が動員ランキングの首位を獲得しており、これは3年ぶりの出来事。次週末にはコロナ禍以降で初の“10週連続洋画V”が達成される可能性が高そうだ。

■『黒牢城』『免許返納!?』が初登場でトップ3入り!
早くも興収27億円を突破している『Michael/マイケル』
早くも興収27億円を突破している『Michael/マイケル』 / [R], TM & [C] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


『Michael/マイケル』の公開2週目の週末3日間の成績は、観客動員が48万6000人、興行収入が7億9950万円と、前週比72%(興収は73%)の動員を維持。累計成績は動員168万人&興収27億円を突破。累計成績から今週末と先週末の成績を引き算して見えてくる平日4日間(6月15日から6月18日)の成績でも50万人近い動員を記録していることがわかる。この勢いはまだまだ続くことだろう。

さて、今週は上位にランクインした実写日本映画の2作品に注目したい。2位に初登場を果たした黒沢清監督の最新作『黒牢城』(公開中)と、3位に初登場を果たした舘ひろし主演のコメディ『免許返納!?』(公開中)だ。

【写真を見る】黒沢清監督の時代劇ミステリーに、舘ひろし主演のコメディなど、邦画が存在感を発揮
【写真を見る】黒沢清監督の時代劇ミステリーに、舘ひろし主演のコメディなど、邦画が存在感を発揮 / [c]米澤穂信/KADOKAWA [c]2026映画「黒牢城」製作委員会

米澤穂信の同名小説を本木雅弘主演で映画化した『黒牢城』は、初日から3日間で動員19万6000人、興収2億7400万円を記録。海外からの評価が高く、国内でも映画ファンからの信頼が厚い黒沢監督作品だが、ここまで興行的に大成功を遂げた作品はあまりない。動員ランキングでも『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)が過去最高位の3位であり、今回はそれを上回る2位スタート。『クリーピー 偽りの隣人』(16)の興収6億3000万円を超える可能性も高そうだ。

一方の『免許返納!?』は初日から3日間で動員11万4000人、興収1億5200万円を記録。直近の舘の主演映画である『帰ってきた あぶない刑事』(24)のオープニング動員との比較では45%。また、舘主演のコメディ『終わった人』(18)は土日2日間の集計で動員8万5000人&興収9800万円の初動成績だったので、ほぼ同等のスタートと見ることができよう。

舘ひろしが往年のアクションスターを熱演したコメディ『免許返納!?』は3位にランクイン
舘ひろしが往年のアクションスターを熱演したコメディ『免許返納!?』は3位にランクイン / [c]2026「免許返納!?」製作委員会

“洋画不況”が騒がれつづけるなか、邦画が常に安泰かといえば、必ずしもそうではない。特に実写作品の場合は、洋画と同様、初動でそれなりの成績を収めても早々に動員ランキングの上位から姿を消すことも珍しくない。今年に入ってからもすでに10本以上の実写邦画が初週末にトップテン入りしながら2週目には圏外に。3位デビューだった『スペシャルズ』(26)も3週目に、是枝裕和監督の『箱の中の羊』(公開中)も4週目には圏外に沈んでおり、油断は禁物。

とはいえ『黒牢城』と『免許返納!?』の場合、作品のジャンル的に、上位に入るほかの作品と比較して観客の年齢がやや高いことがうかがえる。上映される時間帯が限定的になってしまう懸念もあるが、夏休みシーズンに向けて様々な作品が公開されていくなかで、差異化を図れる点は強みになるかもしれない。どちらにも息の長い興行を続けてもらいたいものだ。

■『もののけ姫』に続いて『魔女の宅急便』も4KリマスターでIMAX上映!
さて、公開5週目を迎えた『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(公開中)は週末3日間で動員10万1000人、興収1億7300万円と、10万人超えの動員を維持する好調ぶり。累計成績では動員167万人&興収27億円を突破している。

『魔女の宅急便 4K デジタルリマスター』がIMAX限定でもランクイン!
『魔女の宅急便 4K デジタルリマスター』がIMAX限定でもランクイン! / [c] 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

1989年の夏休みに劇場公開され、同年の邦画第1位となる配給収入21億5000万円の大ヒットを記録したスタジオジブリの名作『魔女の宅急便』(89)初のIMAX上映となる『魔女の宅急便 4K デジタルリマスター』(公開中)は、全国65館かつIMAX限定で上映回数も限られているなか、見事6位にランクイン。あらためてその人気の高さを証明した。

昨年秋に同じく4Kデジタルリマスター版として公開された『もののけ姫』(97)は、興収12億8000万円を記録する、リバイバル上映としては異例の大ヒットに。今回の『魔女の宅急便』も、7月3日(金)から通常版とDolby Cinema版、また英語字幕版の上映が控えており、上映館数も増える予定となっている。

濱口竜介監督の新作『急に具合が悪くなる』は11位にランクイン
濱口竜介監督の新作『急に具合が悪くなる』は11位にランクイン / [c] 2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners

公開11週目を迎えた『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』(公開中)は前週から2ランクダウンの7位に。累計興収は133億5000万円となり、日本歴代興収ランキングで現在31位の『アナと雪の女王2』(19)をまもなく抜き去る模様。第79回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いた濱口竜介監督の新作『急に具合が悪くなる』(公開中)は、惜しくも11位スタートとなった。

以下は、1~10位までのランキング(6月19日〜6月21日)。

1位『Michael/マイケル』
2位『黒牢城』
3位『免許返納!?』
4位『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
5位『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
6位『魔女の宅急便 4K デジタルリマスター』
7位『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』
8位『ブルーイ in シネマ みちしるべ』
9位『映画「おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?」』
10位『プラダを着た悪魔2』

次週末は、DCユニバースの最新作となる『スーパーガール』(6月26日公開)、人気アニメ「ケロロ軍曹」の16年ぶりの劇場版アニメ最新作『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』(6月26日公開)、スティーヴン・キングのキャリア初期の傑作を初めて映画化した『ロングウォーク』(6月26日公開)、国民的アニメの劇場版シリーズ第37作となる『映画「それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星」』(6月26日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬
配信元: MOVIE WALKER PRESS

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