【オリバーが怖すぎる】
ローラも怖いけど、ローラの家で暮らす謎の少年オリバーも怖いんですよ。
どこを見つめているのかわからない空虚な瞳、不意に見せる奇行、暴力的な振る舞い。かわいい顔をしているけれど、不気味でもあり、邪悪でもあり、時々「人ではないなにか」のようにすら見えます。
オリバーはローラの実子ではなく、里子のようですが、それだけじゃあない「なにか」がある。やがてその正体が明らかになったとき、さまざまな感情がないまぜになり、戦慄することでしょう。
【衝撃映像の連続…耐性がない人は注意が必要かも】
ローラの家では不可思議なことが次々起こります。
しかも物語が進むごと、不可思議なことはもはや想像を超えた異常事態となり、衝撃映像へと化していく。そしてそれらが1本の線でつながったとき、すさまじい恐怖が全身を貫くのです。
キーワードとなるのは「儀式」。ローラが夜な夜な見ているビデオにヒントが隠されているので、注意深く観察してみて。ただしこのビデオの内容もなかなか衝撃的ですので、グロ耐性がない方はお気をつけて。
それと……この作品のなにが怖いって、主要キャストのほとんどが新人だということ。
兄アンディを演じたビリー・バラットさんは期待の新星。妹パイパーを演じたソラ・ウォンさんと、謎の少年オリバーを演じたジョナ・レン・フィリップスさんは本作で映画デビューを果たした(!)といいます。オリバー役の子、演技が初めてとは思えないほどの “憑依演技” なんですけども?
本作を監督したのは、映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』を手がけるダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟。あのスティーヴン・キングも絶賛しているほか、米辛口批評サイトロッテン・トマトでは89%フレッシュの高評価を叩き出しているそうです。ぜひとも劇場で「とてつもない恐怖」を味わってみて。
■ブリング・ハー・バック
7月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
執筆:田端あんじ
Photo:© 2025 RACKAWAY PTY LTD All Rights Reserved

