
7月12日(日)スタートのTVアニメ「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」(毎週日曜夜11:45-0:15、テレ東系)の舞台挨拶付き先行上映会が、6月21日、東京・日比谷で開催され、朱慧月役の川井田夏海、莉莉役の菱川花菜、黄冬雪役のニケライ ファラナーゼが登壇。さらに、スペシャルサポーターに就任した元宝塚娘役トップの星風まどか、潤花が玲琳と慧月の衣装とメークで登場し、場内と声優陣を大いに盛り上げた。
■石見舞菜香“マナティー”のVTRコメントに、“川ちゃん”こと川井田夏海「完璧すぎる」
まずはこの日会場に来られなかった玲琳役の石見舞菜香から、「私も皆様と作品について共有したい気持ちでいっぱいで」という3分強のVTRコメントが上映された。
「ふつつかな悪女の魅力は、何と言っても“入れ替わり劇”ですね」と語りだした石見。「収録は、慧月役の川井田夏海ちゃんと二人三脚で、いつも隣同士で、互いを励まし合いながら行っておりました。入れ替えの作品ではあるんですけど、川井田夏海ちゃんの慧月と私の玲琳と、一緒に1話から、ゼロからのスタートで役を作り上げていく形で」と、穏やかにゆっくりと説明。
さらに「私が演じさせていただく玲琳は、すごく内面は強いんですが、常に高熱に侵されていたり、体の節々が痛かったりとかとても体が弱くて、周りにはそれを察されないように気丈に振る舞っている健気なキャラクターでございます。そして、慧月様は自分の運命や置かれた状況にすごく劣等感があって、どうにか打破しようと動く。『私がこんな状況なのは誰かのせいだ!』と、どこか他責的な思考を持つキャラクターです」とコメント。
そして「玲琳の中に慧月が入ってくるときは、なるべく、玲琳の体の声を忘れることなく、玲琳の声帯から出ている声であることを意識しながら…も、内側の情熱や激しい感情を表現できるように気をつけて演じさせていただきました。これから2人のキャラクターが入れ替わることによって、どのような化学反応が起きるのか、関係性になっていくのか、ぜひとも注目して見ていただければ幸いです」と語った。
VTR内で石見が「今そちらの会場に川ちゃんもいるのかな~?」「頑張ってる~?」と声をかけるたびに「マナティー!」「いるよー!」「頑張るー!」と返事をし、コメントの最中も合いの手を入れていた川井田は、「完璧。完璧すぎる。もう、『以上(以下同文)です』」と、石見の要を得たコメントを、どこか誇らしげに感服していた。
■ニケライ ファラナーゼの演じる黄冬雪、キャストに大人気 本人も“音幅”にびっくり
続いて、場面カットを見ながら、先行上映された1、2話を振り返ってトークをするコーナーに。
お気に入りのシーンを問われた川井田は「やはり入れ替わり(場面)ですね。ここから全てが始まるといっても過言ではないので。この後、入れ替わってしまうから、ここが唯一、私が慧月としてしゃべるシーンでもあります」と、入れ替わり劇ならではのコメント。
一方、菱川は、(ニケライ演じる、玲琳付きの筆頭女官)冬雪のことが「推しというか、大好き」ということで、「檻に入れられた慧月に冬雪が“この悪女が!”と圧をかけるシーンが堪らない!」と興奮気味。そのセリフを言われる側だった川井田も「まさかそう来るとは思わない、予想外の演技で…もう、本当に大好き」と同調。
菱川に「玲琳様への声色と、慧月に対しての声色が全く違って、すごかったです」と言われたニケライは、「ね!映像で見たら、こんなに違うんだ!と思って自分でもびっくりしました」と、こちらもまさかの同調。声色を変えようとは全く意識していなかったそうで、「冬雪にはこんなに“音幅”があるんだと…この作品で私もたくさん成長させてもらっています」としみじみしていた。
そんなニケライは、牢屋で慧月が便所虫を捕まえるシーンをピックアップ。「収録の時点でも面白かったのに、映像を見たらカサカサって音が…!!」と言って悲鳴を誘い、一同がそのゾワゾワ感を思い出すひと幕も。その虫をものともせずに捕まえる(中身)玲琳の所業に、「うわ~すごい玲琳様!!って。タフ!!鋼のメンタルさすが!!大好き!!」と冬雪ばりの愛でまくしたてていた。
■川井田夏海、菱川花菜の莉莉コーデに「普段からその格好がいいと思う」&演技絶賛
2話は菱川演じる莉莉が大活躍する回。ここで川井田が思い出したように「ていうか皆さん、今日、見てください!本物の莉莉じゃないですか?」と菱川のファッションとヘアメークに注目。
菱川が一周して見せながら「そんな…、ありがとうございます。プロのメークさんのおかげです」と謙遜と受容と謙遜を往来すると、「ほんと(莉莉)まんま!」「普段からそれでいいと思う」「素敵よ」と真顔で畳み掛ける川井田。菱川は「うそ!?」と驚きつつ、「明日から、これで行きます…」と流れで宣言。
本題に戻った川井田は、自ら実演しながら「冬雪の“すしざんまい”ポーズ」とお気に入りシーンを挙げ、「この作品、最初はシリアスというか、物語が重たいところもあるんですけど、冬雪が全部ギャグシーンを担っていて…後ろの女官たちのリアクションもいいんですよ!」と力説。
さらに菱川に向け、「さっき(上映を見ながら)、『莉莉いい芝居している…』って自分で言ってたけどどーなの!?」と水を向けると、菱川は「そうなんです。だいたいVが返ってきたときって、『ここもう1回演りたいな』『ここもうちょいできたな』って思うんですけど、川井田さんと石見さんがすごい集中力で臨まれていたので、それに乗っかる形でいい緊張感で集中できて、自分でも納得がいくお芝居ができたなって思いました」と打ち明ける。
お気に入りシーンについて菱川は「シーンというより、この話全体的に“ドン引きな莉莉”が大好きで。全っ然思うようにいかない(笑)。下町のような話し方をする出自から、後宮内ではむしろ血気盛ん、ぐいぐいと引っ張っていけるキャラなのに…その落差が面白くて。ギャグパートと最後のシリアスなシーンとの温度差を感じていただけたらと」として、「第2話は、全体がお気に入りシーンです」とまとめた。
ニケライも、莉莉の演技について注目。「畑のところで、台本に『!?』とだけ書かれているアドリブシーン、そこの音が…!!もう『ゴッ(ボッ?)』みたいな、すごい面白くて…。収録のときも面白いと思ったけど、映像を見たら本当にその状況と気持ちが伝わるすごいお芝居だったから…すごい菱川ちゃん!!流石すぎる!」「ほんとにそこにいるかのような…(菱川が)素晴らしいです2話」「大好き!!」と、川井田と共に褒め称えた。
■「初めてを『ふつつか』でたくさん経験できてて幸せ」おすすめ再チェックポイント
「実はアニメのメインレギュラーが初めてで、こういうイベントに登壇するのも初めて」というニケライ。7月12日(日)のOA初回を上映会鑑賞者がもう一度楽しむポイントを問われると、いの一番に「あるので、言ってもいいですか…?」と挙手。
「この作品、第1話の最初のセリフが冬雪なんですよね。冬雪が第一声なんですよ。玲琳様に慈しみの心を持って声をかける、ここから物語が始まるので、責任重大!たっくさんの愛を込めて演じました」と語ると、会場から拍手が。
「ありがとうございます。初めてを『ふつつか』でたくさん経験できてて本当に幸せ。だからこそちゃんと背負わなきゃなと思って緊張しました」と素直な気持ちを明かしていた。
川井田は「全然主旨違っちゃうかもしれないんですけど…」と前置きしつつ、「慧月のオフショル?」とコメント。中身が入れ替わると「オフショルしないんですよ。見納めです。ぜひ、ご覧ください、肩」と、おごそかにPR。
菱川は「劇伴がいいので、音量最大にして聞いていただけたら。音楽を聞いただけで、一気に『ふつつか』の世界に入れるので。『(声色を変え)自分も、この後宮の中の一員…』という感じで、自己陶酔して見ていただけたらと思います」とコメントした。
■川井田夏海、菱川花菜、ニケライの推しキャラが明らかに「私が慧月だった…!?」
続いて、「『ふつつかな悪女ではございますが』〇〇なら誰を選ぶ?」というお題に対し、3人の回答一致を目指すという、ファンへのサイン入りポスタープレゼントを懸けたミッションが。
最初の問題は「もし、入れ替わるならどのキャラと入れ替わりたい?」という問題。「辰宇(CV.梅原裕一郎)」と力強く語った川井田は、理由を「かっこいいから」と断言。菱川に「自分がかっこよくてもかっこいい姿は見られないですよ?」と突っ込まれても、「鏡。鏡を見るから。ずっと。にらめっこする」と力強さを崩さない。さらに「私が辰宇に入ったら、騒がしくなっちゃうから、梅原さんが大変かも」と想像を膨らませ、ニケライに「見てみたいそんな辰宇!」と期待されていた。
「玲琳」と答えたニケライは、「体調不良ですよ…?」と言われても、「これはみんな玲琳じゃないんですか?体調不良ではありますけれど、周りにチヤホヤされたい。愛されたい」とこちらも揺るがず。「慧月と同じ思惑だ…」「慧月じゃん…」「あなたが慧月だったの!?」と口々に突っ込まれ、「えっ私が慧月だった…!?そんな、おこがましすぎます!!でも慧月の気持ちめっちゃ分かるから…玲琳になって大切にされたいって思っちゃいます」と告白。
一方、「冬雪」と答えた菱川。「私は玲琳様が大好きなので、そばでずっと見守りたいですし、さっきの“すしざんまい”ポーズもそうですけど、黄家の人たちが楽しそうで…」と理由を語ると、川井田も「本当に!人生エンジョイしてるよね~!」と太鼓判。最終的に「黄家に入りたい」という結論に落ち着いた。
続いて、「無人島に一緒に行くなら誰がいい?」と2問目には、「畑サバイバル能力がすごい」「住むにも脱出するにも玲琳様の知識さえあれば」「自己肯定感まで上げてくれる」「ありがてえ…」「メンタルが大事なので、強そうな玲琳で…」と、見事に「玲琳」と全員一致の回答。
最後のお題「友達になるなら誰がいい?」には、川井田が慧月を挙げ、「慧月はグジグジ言っちゃうところもありますよ。でも私がハッピー野郎なので、一緒にいれば無敵!買い物に行って『あんたそれ似合わないよ』とか正直に言ってくれそうだし、悪口言って盛り上がることもできるし」とコメント。
ニケライは「どうにかして文昂を出したくて。推しなんですよね~」と辰宇のそばに控える宦官・文昂を挙げ、川井田も「分かる~!辰宇とのやりとりがね~!!」とノリノリ。「友達になってくれたらどんなことを投げても面白く調理してくれそう。ノリもめっちゃいいし、一緒にいて楽しい人がいいじゃないですか」と熱く語り、「バラエティ能力で選んでますか?」とMCに突っ込まれていた。
自身の演じる「莉莉」を挙げた菱川は、「私が友達になって、最っ強に幸せにする。一緒にテーマパークや食べ放題に行って、身も心も潤してみせる」と強い決意を見せ、川井田に「何か、うまく行きそう…」と感心されていた。
3問中2問バラバラの意見となったが、“思いの強さは一緒”ということで、「力技…」な回答一致判定となり、3人のサイン入りポスターが公式Xでプレゼントされることになった。
■「身長差も原作どおり」星風まどか&潤花の“玲琳&慧月”特注衣装にキャスト大興奮
ここで、本作のスペシャルサポーターに就任した元宝塚娘役トップの星風まどかと潤花が、玲琳&慧月の特注衣装を身にまとって登場。
しかし、2人のオーラに自然とステージ端に避け、「いやー!やばい…うわ~…すごい…うえ、うえ゛え゛え゛え(全て小声)」となっていた菱川は、MCに「菱川さんがすごい距離を取っていらっしゃるんですけど、ぜひ近づいていただきたいです…あの、近づいて、近づいてください…!」と何度促されても「い、いいんですか…?お金を払いたい!!」と投げ銭のジェスチャーでなかなか近づかず、“推しに会えて挙動不審になるオタク”状態に。
一方、「(ここで直接見るまで)コラボビジュアル資料を見ない!」という熱の入りようだった川井田は、2人を前にした途端「もう、(キャラ)ご本人!ご本人登場!!」と大歓迎で、「慧月、あんたきれいよ…?」と、慧月ボイスも披露。しかし、感想を求められると、「ちょっともう、絶句…あの…え~!?」と川井田には珍しく間を稼ぎ、その後、「メイクも似せてくださっていて、そばかすも…私この距離だから見えるんですけど~(ドヤ顔で会場にマウント)、そばかすもちゃんと書いてくれて…」と感激の表情。
ニケライも「あら~…」とつぶやいたきり珍しくなかなかコメントが出ずにいたが、「もしかして、身長差も再現してくださってます?」「お腹、お腹(帯周り)が見たいですっ!」「きっれ~(綺麗)」と着物好きならではのコメントで徐々に復調。「ウィッグこんなに似合うんですね…え、ていうか地毛ですか?」と興味津々のニケライ、相変わらず距離を取る菱川というカオスの中、川井田が「お衣装を作った方、ウィッグを作った方、大感謝です~!」と左前方に向かって叫んでまとめていた。
■菱川花菜「慧月で出てきたのに中身は玲琳…」レイヤー質問にも回答する星風&潤
星風は「玲琳さんの衣装を着ているので、やはり玲琳さんに注目しながら観てしまったんですけど…。彼女は一見繊細で、守ってあげたくなるような儚さがある方だと思うんですけど、魂は人一倍男前で、それこそ無人島でも行きていけそうな逞しさがあります。そのギャップと、それらを全て包み込むような大きな優しさが素敵だなと感じました」とコメント。
潤は「私はこのような機会が初めてで、このような作品に巡り会えたことが本当に嬉しいです。私も慧月の衣装を纏わせていただいているので、より慧月に注目して観させていただいたんですけど、ものすごく人間らしいと言いますか、この世界が、現実世界に生きている私たちにも響くポイントがありましたので、とても魅了されています」と語った。
これには菱川が「すごい、慧月様が出てきたのに中身がもう玲琳様みたいなコメント…」と、声帯を横に潰したような“オタク発声”でボソリ。川井田も「入れ替わってますか~?」と元気よく合いの手を入れ、さらに、ニケライも加わり3人で「(ウィッグは)重いですか?」「衣装は暑いですか」「(宝塚歌劇団)現役時代にこういう衣装はありましたか?」「こういう衣装でも踊れるんですか?」と質問攻め。「スミマセン、ファンみたいな質問…」「レイヤーオタクみたい(笑)」と口々に反省しつつも、1つひとつに丁寧な回答を得て満足げだった。
その後、コラボビジュアルが公開されると、「(中身が)入れ替わってる~!?」「やばい…!!」「表情ですぐ気付ける」「めっちゃきれい…!」と大感激。「このまま実写化できちゃう…」「もう、舞台やられたほうがいいかも」「舞(のシーン)とかも今後出てきますし!!」と、さらなるメディアミックスへの期待を口々に語り、どこかに向かって提案する3人だった。
■川井田夏海、最後の挨拶で宣言「本当に、本当にキャラクターは生きているんですよ」
フォトセッション後のまとめの挨拶で、潤は「このような機会に、私も慧月として参加させていただけたことを嬉しく思います。たくさんの方の心に刺さる作品だと私も心から思うので、ぜひたくさんの皆さんがこの作品と出会うことを願っております」と上品にコメント。
続いて星風は、「皆さんのお話をスタンバイ中にうかがったり、アニメを拝見したりして、よりこの作品の世界観が大好きになりました。このアニメ版がたくさん、たくさんの人に愛していただけるように私も願っております」と挨拶。
ニケライは、「…もう最後ですか。あっという間ですね! お二人が美しすぎて写真撮影中もいっぱいお話してしまいました(笑)。原作も8月に発表を控えていますし、7月にアニメのOAもありますので、私もどんどん追いかけていきます。皆さんもぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と力強くコメント。
菱川は「第1話、第2話が、もう先行で上映されたんだってことがすごく嬉しいです。スタッフさんも原作陣もいろいろなセクションの皆様がとてつもない熱量で1話1話を作っておりますので、ぜひ放送を楽しみにしていただければと思いますし、(ここから途中までオタク発声)今回は、こんな素敵な、慧月&玲琳様が、もう画面からそのまま出てきてくださるなんていうこんな素晴らしい体験もさせていただいて…。すごいありがたい、心に残るイベントになりました。ありがとうございました」と丁寧にお辞儀。
川井田は「あらためまして、お越しいただきありがとうございました。この作品は、役者としても本当に二人三脚で…さっきマナティーも言ってましたけど、そして本当に心血を注いで毎話毎話演じてまいりました。ようやく皆さんに観ていただけるということで、なんて幸せなことだろうと思っています。そしてこうやってお衣装も作っていただいて、実際にまとっていただいて…本当に、本当にキャラクターは生きているんですよ、作品の中では。ですので、キャラクターたちの歩みを、ぜひ本放送でも追いかけていただけたらと思います」と挨拶して、イベントを終えた。
この模様は、全編にわたってTOHO animationの公式YouTubeでアーカイブ配信されている。

