離婚しても子供の父親と母親に変わりはない。芸能人夫婦が離婚する時、そんな文言をよく耳にする。
文字通り、離婚しても仲のいい“家族”を地でいっているのが俳優Iと女優Sの元夫婦のケースだ。
「今でも“スープの冷めない距離”に住んでいて、Sは自由に夫と子供の住むマンションに出入りしています。自宅近くのレストランでは、家族4人で食事をする姿も見られています。あれだけ仲がいいなら、なぜ離婚したのか、と。まあ、よそのお宅のことはわかりませんけどね」
そう話すのは、Iと同じマンションの住人だ。
IとSは年の差カップルとして仲睦まじい結婚生活を送っていて、2人の子供にも恵まれた。
「Iが一時、闘病していた際は、Sが献身的に看病している様子も何度となく報じられました。子供のお受験も無事にこなし、家事と仕事も両立。ハタから見れば、セレブママのロールモデルのような存在でした」(Sを知る芸能関係者)
だが、芸能界の“おしどり夫婦”に不穏な空気が流れ始めたのは離婚の1年前のこと。当時は新型コロナの時期で、特に芸能人一家は“家庭内感染”に過敏になっていた頃だった。
「Sは当時、ドラマに出演中だったため、感染予防を理由に、自宅を出て別居を始めたんです。年の離れたIの年齢的なことを考えれば彼女の行為は最大限の気遣いのようにも見えたのですが‥‥」(前出・Iと同じマンションの住人)
2人の電撃離婚は、その1年後のことだ。離婚報告も連名で、円満離婚そのものだった。
「別居が基本のスタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました」と明かしたが、それから2週間足らずでSに不倫疑惑が報じられた。
不倫相手とされたのは、13歳年下の男性アイドルグループのメンバー。
「2人はSの別居していたマンションで逢瀬を重ねていたと報じられました。当時は、双方とも不倫を否定しましたが、Sの良妻賢母のイメージは一気に崩れ、家庭を捨てて男に走った不倫女のイメージが付いてしまいました」(女性誌記者)
その後、不倫報道の続報もなく、離婚後も家族は円満。最近もIとSが行きつけの会員制の高級焼き鳥店でデートしていたという。
「そのお店は、芸能人御用達のごく限られたお客のみが利用できる店です。新婚時代からの常連のお店で、Iが闘病中はSが毎日のようにその店の特製スープを届けていたほど。思い出の店で水入らず。今は成熟した本当にいい関係なのでしょう」(芸能関係者)
心の距離は、今がいちばん近いのかもしれない。

