
原案、脚本、プロデュースには「マスカレード・ホテル」シリーズや『#マンホール』(23)など数々のミステリー・サスペンス映画やドラマで活躍する岡田道尚。監督を務めるのは、商業映画監督デビュー作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(25)が大きな話題を呼んだ近藤亮太だ。主人公の初海航を演じるのは、『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)、『35年目のラブレター』(25)などで俳優としても目覚ましい活躍を見せるWEST.の重岡。航の妹、幸来役に原、謎めいた女優、七希役に田中みな実。さらに、七希が自身の使用する生成AIのプロンプトとして設定しているモリアーティ役に石丸幹二、事件の捜査を担当する埼玉県警の警部補、一堂恵役に伊藤歩が出演。数々の作品で名バイプレイヤーとして活躍する黒田大輔、森岡龍や、俳優業のほかYouTubeでも活動する九十九黄助らが脇を固める。

兄の航のもとに、高校生の妹、幸来の「お兄ちゃん…どうしよう」と助けを求める電話がかかってくるところから物語は始まる。意図せず美術部の顧問教師を殺してしまったという妹を守るため、「この事件を迷宮入りにする」と航が行き着いたのは、生成AIに「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」とプロンプトを打ち込むというものだった。

新たに解禁された場面写真では、険しい表情を浮かべてパソコンの画面を見つめる航と、その後ろで怯えた様子の幸来の姿や、トップ女優の七希の元を訪れた航の姿が収められている。「なにがあっても妹だけは守る」と強く誓う航の想いが伝わってくる。
なお、本作は第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭への正式招待作品に決定。7月2日(木)〜12日(日)に韓国、富川(プチョン)市で開催されるアジア最大級のジャンル映画祭において、とりわけエッジの効いた作品が集う「B Extreme」部門に選出され、日本公開に先駆けてワールドプレミア上映となる。また、2日に開催されるオープニングセレモニーと、3日(金)のワールドプレミアには、監督の近藤と主演の重岡が登壇することが決定。重岡にとっては今回が初めての国際映画祭への参加となる。ぜひ今後の動向にも注目したい。
文/山崎伸子
