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氷川きよし、“KIINA.”を全面に出したライブで観客魅了「口がポカーンとしている人もいるかも。でも、それでいいの」

氷川きよし、“KIINA.”を全面に出したライブで観客魅了「口がポカーンとしている人もいるかも。でも、それでいいの」

「KIINA. Release LIVE」東京公演より
「KIINA. Release LIVE」東京公演より / ※提供写真

氷川きよし(KIINA.)が、2025年11月に発売したポップスアルバム『KIINA.』リリース記念ライブ「KIINA. Release LIVE」を、6月19日に東京・EX THEATER ROPPONGI、6月24日に大阪・なんばHatchにて計4公演開催。本公演では、同アルバムからの楽曲を中心にこれまでのポップス楽曲20曲を披露。その東京公演のリポートが公開された。

■楽曲とパフォーマンスでKIINA.の“生き様”を披露

まずは、オープニング映像からスタート。映像では、アルバム『KIINA.』ジャケット写真の氷川が肩を抱く後ろ向きの女性が振り返ると、その人物はKIINA.で、その瞳の中に吸い込まれていく様子が映し出される。そこにあるのは宇宙、地球、胎児…すべての命をすくいあげ、魂を体感させ、“在るべき形”を表現。続いて、「魔法にかけられた少女」(2022年)のMVを逆再生した映像が流れた。

オープニングナンバーは、その「魔法にかけられた少女」。赤と黒のドレスで登場したKIINA.の歌が会場の空気を切り裂く。「薔薇 VOLCANO」では「自由奔放に我が舞台舞い踊れ」と、激しく、そして自由に伸び伸びと歌う。KIINA.作詞のまっすぐなメッセージソング「デキヤシナイ」、そしてすべての人が前向きに生きることを願うロックナンバー「Jeanne d'Arc〜聖女の微笑み〜」では、ダンサーが赤い布を炎のようにはためかせ、KIINA.の“生き様”をストレートに伝え、観客は立ち上がり盛り上がった。
「KIINA. Release LIVE」東京公演より
「KIINA. Release LIVE」東京公演より / ※提供写真


■父親との大切な思い出も歌に…歌い終わったKIINA.「あ〜緊張したー!」

更に、檻の中の椅子に座って披露したのは「確信」。椅子から立ち上がったKIINA.は観客に向けて「明日が来ないとしたら」「今日が最期だとしたら」と次々に言葉を放つ。

強さと妖艶さを兼ね備えたカッコいい女性を表現した「ラ・マスカレイド」では、4人のダンサーとともにエモーショナルな歌を披露し、「雷鳴」(ゲーム「信長の野望・新生」エンディングテーマ)では重心の低い音で勇壮さを表現し、コーラスとの掛け合いを響かせた。

バンドによる「Father」の演奏とともにMVが流れ、スパンコールスーツに着替えたKIINA.が登場し、自身が作詞した父との思い出を歌った(作曲/木根尚登[TMNETWORK])「はじまり」を披露。ここまでの歌とは大きく変わり、その優しい歌声で父親との大切な思い出を届けた。

コントラバスが響くジャジーなラブバラード「This is Love」は甘い歌声で包み込み、豊潤な表現力で客席を魅了。歌い終わったKIINA.は「あ〜緊張したー!」とその場に座り込む。「初めてのKIINA.を全面に出したライブ、口がポカーンとしている人もいるかもしれない。でもそれでいいの。新しい世界を見るってそういうこと」と語ると、会場から大きな拍手が。そして「ひとりの人間としての思いを歌詞、作品にして演出を考え、魂を表現しました。情熱的に歌いました」と、このライブへの思い、意味を伝え、大きな歓声が送られた。
「KIINA. Release LIVE」東京公演より
「KIINA. Release LIVE」東京公演より / ※提供写真


■ステージに倒れこみながら熱唱

続けて、アコースティックバージョンの「白睡蓮」(作詞:松本隆氏、作曲:TAKURO[GLAY])を、語り掛けるように切々と歌唱。活動休止中にアメリカ・サンタモニカの海を見ている時に浮かんできた言葉を自ら歌詞にし、木根尚登に楽曲を依頼した「暴れ海峡」は、ポップスと演歌、両方の空気をまとう“ネオ演歌”で、KIINA.の歌声がドラマティックな世界を作り上げた。

「BE THE LIGHT」もKIINA.が生きる葛藤を英語詞でつづった(共作)作品で、客席に丁寧に届ける。結ばれない運命を描き「どうかあなたよ 幸せにならないで地獄で会うまでは」という歌詞が印象的な「自鳴琴」は、組曲のような激しい構成で、ステージに倒れこみながら懸命に歌った。

更にレオパード柄の衣装に着替え「Party of Monsters」「限界突破×サバイバー」を披露し、公演もクライマックスへ。客席は一緒に踊り、タオルとペンライトを振り、熱狂が生まれた。

■「命ある限り、歌い続けます。氷川きよしと、KIINA.をいつまでも応援してください」

アンコールでは、まず「ハニカムシステム」を披露。ライブTシャツにダメージデニム、黒のラインストーンの眼鏡というラフなスタイルで、日常をかわいらしく描いたポップソングを軽快にダンスしながら歌った。

また「キニシナイ」は初のポップスアルバム『Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ-』(2020年)に収録されたEDM作品で、SNSの危うい世界に対し、目を見て話そうというメッセージソング。KIINA.とダンサーのパフォーマンスに客席も大いに盛り上がる。さらに「Happy!」で、どこまでも前向きなメッセージを届けた。

その後、ダンサー、バンドメンバー1人1人をその人柄とともに丁寧に紹介。日ごろからのスタッフ、出演メンバーへの愛がにじみ出る一幕だった。

ラストは両親との思い出を語り、「この曲は元々『命の約束』というタイトルだったんですが、発売当時45歳だったので、『16436日』というタイトルにさせていただいたんです」と紹介し、「勇気をあげたい」と語り、「命の約束~16436日」を披露。今のKIINA.の心の中、両親とファンへのあふれる愛と感謝を、客席の1人1人に届けた。

そして、「命ある限り、歌い続けます。氷川きよしと、KIINA.をいつまでも応援してください」というメッセージと投げキッスを客席に届け、公演を締めくくった。

なお、年明けまで続くツアー「氷川きよしコンサートツアー 2026-27 KIINA’S LAND 2〜」は、8月7日(金)埼玉・サンシティ越谷からスタート。KIINA.の誕生日当日の9月6日(日)には、LINE CUBE SHIBUYAでの追加公演も決定している。

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