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〈江別・集団暴行死〉「減刑はやむを得ない」との判決にネット大炎上、顔を踏みつけた川村被告は懲役30年、飛び蹴り男は20年、全裸にさせた少年は9~13年、その判決理由

〈江別・集団暴行死〉「減刑はやむを得ない」との判決にネット大炎上、顔を踏みつけた川村被告は懲役30年、飛び蹴り男は20年、全裸にさせた少年は9~13年、その判決理由

八木原被告は「タッキー優しい。彼女いるのかな」

長谷さんは暴行を受けながらも必死に謝罪を続けたが、八木原は「許していない」と言い放ち、蛮行を止める様子もなかったという。瀧澤被告も、長谷さんから金銭を奪おうとするこの展開に「キター!」と喜び、「クレジットカード持ってないの?」などと発言している。

「被告らが長谷さんのクレジットカードを奪うと、川村被告は八木原被告とともにコンビニへ向かい、タバコと弁当を購入。現場に戻った後も、川村被告は『(八木原被告が)もっとやってって言っている』などと言って、さらに暴行を煽った」(同前)

ここから少年たちの暴行はさらにエスカレートし、歯止めが利かなくなっていく。

被告らの証言を総合すると、ここからの暴行には瀧澤被告や少年D、そして川村被告の交際相手の当時17歳の少年Aも関与しているようだ。

Dは長谷さんの顔や腹部、背中などを蹴る、馬乗りになって腹部を殴るなどの暴行を加えた上、長谷さんの下着の横をターボライターで焼き、全裸にしたという。さらに、川口被告がターボライターで長谷さんの頭髪、身体、陰毛に火をつけ「いい具合に燃えてきた」などと発言すると、Dも「うわー、花火だ」などと嘲笑した。

瀧澤被告も、川口被告に「根性焼きすれ」と言われ、吸っている煙草を長谷さんに近づけたという。さらに「タッキーやんないの?」と暴行を促されると、「ライダーキック!」と言いながら、2度、長谷さんに飛び蹴りをしている。

「とりわけ、川口被告と17歳の少年Aの暴力は苛烈で、川口被告とAが倒れている長谷さんの頭部の左右を挟むように立ち、一方が蹴って頭部が反対を向けば、もう一方が蹴るというやり取りが複数回行われたようだ。

川村被告は当時の状況を、『グロかった』と表現。だが、事件当時は八木原被告と話し込んでいたらしく、八木原被告が『タッキー優しい。彼女いるのかな』など発言していたことを証言した」(同前)

公判を控える主犯の川口被告は…

その後6人は長谷さんからキャッシュカードを奪うと、大けがをしている全裸の長谷さんを放置し現場を立ち去った。そのうち、八木原被告を除く5人はコンビニのATMで12万7000円を引き出すと、全員で山分けし、ラーメンを食べに行っている。

事件直後の26日4時頃には、川口被告が「お疲れ様、今日は楽しく終わったと思います」などとグループLINEに投稿していたこともわかっている。

一方、通行人が公園の遊歩道で倒れている長谷さんを発見したのは、朝6時頃。

「長谷さんは救急搬送されるも、外傷性ショックで死亡が確認された。検察によると、長谷さんは外傷性くも膜下出血、腰椎の骨折などの重傷を負っており、腎臓損傷などで血液の20~30%が失われていたという」(前出・社会部記者)

札幌地裁の高杉昌希裁判長は3名の判決理由に関し、川村被告については「流れを作り犯行を牽引した」と指摘しつつも、「主導したとはいえない」「暴行の回数や程度がほかの共犯者より少なかった」などとして無期懲役ではなく、有期刑の上限である30年の懲役が妥当と説明。

瀧澤被告については、「ライダーキックと言い飛び蹴りをし、犯行を助長した」としつつも「死への寄与は限定的」、少年Dについては「従属的だとしても責任は重い」としつつ、やはり「死への寄与は限定的」とした。

「裁判長が『君たちは被害者、被害者遺族の人生を一変させるとんでもないことをした』『どうしてこんなことになったのか、途中でどうして止められなかったのか。問われたことを生涯かけて、逃げずにずっと問いかけてください』と諭すと、川村被告と瀧澤被告はその言葉にじっと耳を傾けている様子だった」(同前)

しかし、事件はこれで終わりというわけではない。6名のうち、八木原被告、川口被告、少年Aらの裁判はこれから行われる。特に川口被告に関しては、ここまで見てきた通り、一連の暴行を主導した「主犯格」とされる。

「5月26日に行われた川村被告らの第2回公判では、川口被告が入廷したが、『宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです』と証言を拒否し、法廷をざわつかせた」(同前)

今後、彼らの裁判で何が語られるか。そしてどのような司法の判断が下されるか。その行方に注目が集まっている。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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