〝イップス〞は「自分はならない」と思っていませんか?決して他人事ではなく、ゴルファーなら誰でもかかる。しかもゴルフを一生懸命やるほどかかりやすいんです!
なぜイップスにかかるのか、どんな症状が現れ、どうやって克服するのか。それを事前に知ることが、イップス予防の最善策になります。
イップスは目からくる

プロゴルファーなら、ラインさえわかっていればワンピンくらいの距離のパットは高い確率でカップインする。毎日のように、練習もしていますからね。それが、何らかの理由でラインに乗らなくなってしまう。そうなるとスムーズに手は動かなくなります。
その原因は、結果を気にするからです。結果に対して不安があるから、思うような動きができなくなる。つまり、イップスは目からきているということ。目から入る情報によって体の動きが阻害される、思うように動かなくなる、ということが起こるわけです。
それがわかって、私は試合中に目をつぶって打ったことがあります。ワンピンの距離で上りの真っすぐなライン。このラインと距離なら大きく外すということはないので、目をつぶって打ったら気持ちよくスムーズに動けるんです。
以前、ジョーダン・スピースがボールを見ずにカップを見てパッティングしていることが話題になりましたが、あれもヘッドを見ていないからスムーズに動ける、という効果もあってのことだと思います。
距離感が出にくいゼロトルクパター
道具からくる問題もあります。春先のシニアツアーのQTの直前にパッティングが怪しくなり、その原因を自分なりに探ったら、当時使っていたゼロトルクパターが原因だと気づきました。
いま流行りで、ツアープロにも多くの使用者がいるゼロトルクパターは、私も気に入って3本入手したほどなのですが、特徴としてはショートパットには強いけど、フェースが開閉するモーメントがないので、フィーリングは出しづらいというデメリットがあります。10メートルくらいのどうということのない下りのラインを3メートルもオーバーすることもあり、これはおかしいなと感じました。

