●「個」対「個」の関係性を重視
「ロボット3原則」は、作家であり生化学者でもあるIsaac Asimov(アイザック・アシモフ)氏が「ロボット側の行動規範」として定義したが、新ロボット3原則は「ヒトとロボットの相互関係」に焦点を当てて、双方の責任と行動原理を示している。
種族としての「ヒト」対「ロボット」の構造だったロボット3原則に対して、「新ロボット3原則」では「個」対「個」としての関係性を重視し、ヒトとロボットが対等な存在として共生し役割を補完し合うという点が特徴といえる。
あわせて新ロボット3原則は、社会と技術の進化に合わせて継続的に発展する「プロセス」を考慮している点も特徴であり、Robot Friendly プロジェクトは大阪・関西万博会期中は来場者やオンライン参加者からの意見を募集し、更新版を毎日Xに投稿していた。

