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「親はこの状況知ってほしい」制服姿の小学生が電車内で“つり革遊び”か…問われる通学マナーと、学校が恐れる“評判失墜”

「親はこの状況知ってほしい」制服姿の小学生が電車内で“つり革遊び”か…問われる通学マナーと、学校が恐れる“評判失墜”

「子どもたちが騒いだ時に周囲の大人がどうサポートするか」

ところが、最近では少し学校側の事情も変わってきているという。

「中には、受験対策の時にあまり厳しく指導を受けずに入学する子もいますし、受験指導や入学後の学校の指導だけではコントロールできないお子さんもいます。

最近ではそうした特性を持つお子さんが入学するケースも増えてきています。背景には少子化もありますが、受験生の数が減少してきていることも影響しています」

こうした事情を踏まえながらも、担当者は「やはり周囲の大人の対応が重要」だと話す。

「子どもたちが騒いだ時に周囲の大人がどうサポートするか。これがすごく重要です。必要に応じて声をかけるなど、大人側の対応が一番求められているのかもしれません」

では、交通機関側はどのような対策をしているのか。

都営地下鉄や都営バスなどを運行する東京都交通局の担当者は、「都営交通では、子どものマナーに対する苦情で特徴的に表に出てくるものは今のところありません」と前置きしたうえで、マナー啓発への取り組みについてこう説明する。

「子ども向けの施策としては、公共交通機関を利用する際に守ってほしいマナーについてまとめた『交通マナーブック』の発行や、小学生のお子様を対象にした絵画コンクールを実施しています」

公共交通マナーをテーマにした絵画コンクールは5年ほど前から実施しており、好評だという。

「入賞作品は駅に掲示したり、ラッピングバスで都内を走らせたり、電車内のサイネージなどで紹介しています。作品をご覧になるお子様たちに気づきを与え、保護者の方も含めて家族で話し合うきっかけにもなります」

また、事業所単位で近隣の学校と連携して交通安全教室を実施する事例もあるという。こうした取り組みを通じて、子どもたちが公共交通機関でのマナーを学ぶきっかけになれば、と担当者は話した。

小学生が公共交通機関を利用して通学することは、本人にとっても周囲にとっても簡単なことではない。一方で、公共交通機関は多様な人々が利用する場でもある。子どもたちにマナーを伝えることはもちろん、周囲の大人が子どもをどう支えていくかも問われているのではないだろうか。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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