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染谷俊之が主演舞台『gift』の見どころを語る「特殊能力の映え演出と最後まで予想がつかない展開を楽しんでください」

染谷俊之が主演舞台『gift』の見どころを語る「特殊能力の映え演出と最後まで予想がつかない展開を楽しんでください」

【写真】主演舞台『gift』の見どころを語る染谷俊之
【写真】主演舞台『gift』の見どころを語る染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳

俳優、声優、YouTuberとして幅広いフィールドで活躍中の染谷俊之の魅力に迫るWEBザテレビジョンの連載「月刊染谷WEBマガジン」。毎月、深掘りインタビューを敢行し、仕事の近況からプライベートまで、事務所NGギリギリの質問をぶつけて“染様(染谷俊之の愛称)”を丸裸にします。第53回は舞台『gift』(2026年7月17日<金>~27日<月>/東京・品川プリンスホテル ステラホール)について聞きました。
ドラマと舞台の連動作品『gift』。ドラマを振り返りつつ、舞台への意気込みを語る染谷俊之
ドラマと舞台の連動作品『gift』。ドラマを振り返りつつ、舞台への意気込みを語る染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳


■同名ドラマの続編。特殊能力・giftの謎がついに明らかになる

──『gift』はドラマと舞台の連動企画ですが、まずはドラマ(2025年10~11月放映)を振り返って感想をお願いします。

最初に台本を渡されて読んだときに、とても面白いストーリーだなと思いました。簡単に説明すると、giftという特殊能力を持った刑事たちが目の前の事件を解決しながら、なぜgiftが生まれたのかを探っていく物語です。超能力ものは以前からやってみたかったので、すごく新鮮でワクワクしました。登場人物が持っている特殊能力は現実ではあり得ないくらいスゴいんですが、でも決してそこがメインではなく、特殊能力に翻弄される人間模様をしっかり描いた作品です。

──染谷さんが演じる、警視庁特殊犯罪対策課(特犯課)の夏目 奏という刑事はどんなキャラクターですか?

正義感が強く、正しい倫理観も併せ持っています。性格的にも人当たりがよく、すごく真っ当な人間だと思います。『Solliev0(ソッリエーヴォ)』(2024~25年)で演じた天月春陽(あまつき はるひ)と同じ弟キャラではあるんですが、性格は全く違って、夏目は人に頼らなくても生きていけるタイプです。『gift』と『Solliev0』はシェアード・ユニバース(共通世界)作品ということで、2人のキャラクターに違いを出したいと思い、そこを意識して役作りしました。

──ドラマのストーリーを教えてください。

夏目は手で触れると、その人の考えていることが分かるというgiftを持っています。しかしその能力を持っていることに悩んでいて、なぜ自分が持つようになったのかを知るために特犯課に入りました。そこで(W主演の)和田琢磨くんが演じる秋葉浩太など、同じようにgiftを持つ人々の存在を知り、彼らと一緒にgiftの真相に迫っていきます。他にも、夏目にはエリート警察官僚の兄・卓(演:藤田 玲)がいるんですが、彼との確執なども並行して描かれています。

──最終回はどんな結末だったのでしょうか?

giftは『Solliev0』の世界の天月製薬という会社が開発した、G32という成分を投与することで発症することが分かりました。でも夏目だけはG33という別のものを投与されていて、giftが効かないという抗体ができ、さらに最終回では触れた人に幻覚を見せるという新たなgiftも手に入れました。「この能力は何なのだろう?」というところでドラマは終わります。そして、特犯課に柚原隼人(演:廣野凌大)という嘱託職員がいるんですが、味方だと思っていた彼が実はgiftを世に出した宗教組織「受恵教(じゅけいきょう)」の真の黒幕だったんです。そこで彼を追い詰めたのですが、結局逃げられてしまいました。その後どうなるのかは舞台につながっていきます。
染谷俊之
染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳


■和田琢磨とW主演。よき相棒として宗教組織に挑む

染谷俊之
染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳


──W主演の和田琢磨さんとはこれまで何度も共演してきた名コンビですが、今回はどのような関係でしょうか?

琢磨くんとは、あるときは漫才の相方だったり、あるときは兄弟や家族だったりしたんですが、今回は刑事の相棒です。2人の関係は全然こじれてなくて、同志とも言える一番いい距離感です。設定上は秋葉(和田)の方が年上なんですが、警察の階級でいうと夏目(染谷)の方が上。最初はよそよそしかったんですが、お互いに敬語はやめようということになって打ち解けていきます。

──同じgiftの能力者として、夏目は秋葉のことをどう見ているのですか?

秋葉のgiftは、命令するとその人を自在に操ることができるというすごくヘビーなものです。自分が使おうと思っていなくても、無意識でも発動してしまうので、私生活ですごく支障をきたしています。だから夏目以上に悩んでいると思います。夏目も秋葉もgiftはいらないというスタンスなんですが、実は周囲にそう思っている人は他にはいないんです。だからこそ2人でgiftをこの世から消滅させようと意気投合し、いい相棒になれたのです。

──和田さんとのW主演、ドラマと舞台の連動企画という点では『Solliev0』(2024~25年)と共通していますが、2人で「今回はこんな作品にしていこう」みたいな話はされたんですか?

いつもそうですが、特にそういう話はしないですね。僕としては、ドラマの世界観を引き継ぎつつも、舞台ならではの良さが出せればいいなと思っています。あと、『Solliev0』のときにも感じたことですが、ドラマはドラマとしてやり切り、さらに延長として舞台もやらせてもらえるのはすごく贅沢でありがたいです。そしてその結末をファンのみなさんに生で見届けてもらえることもすごくうれしいです。
染谷俊之
染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳


■gift(特殊能力)の演出にも注目「舞台映えすると思います」
染谷俊之
染谷俊之 / 撮影=岩堀和彦/スタイリスト=岩田友裕/ヘア&メーク=中元美佳


──ここからは舞台について。ストーリーの見どころは?

秋葉と夏目がgiftを発症したのは「受恵教」に潜入捜査していたときにバレて捕まってしまい、G32、夏目の場合はG33を投与されたからだったんです。それをなぜ覚えていなかったかというと、信者の布施未尋(演:小西成弥)の持つgiftによって、記憶を消し去られていたからです。その事実はドラマの最終話で判明し、なぜ2人が潜入捜査をしていたのかは、舞台で明らかになります。あと、ドラマでもすでに描かれているんですが、ちょっと面白い構図になっていて、giftを取り締まる特犯課とは別に、夏目の兄のように警察上層部にはgiftを持っている者を殺せという過激な意見を持っているグループもいます。さらにgiftは素晴らしいものだと思っている「受恵教」も含めた、三つ巴の対決図式になっています。その争いも舞台でより鮮明に描かれると思うので注目してほしいです。

──ドラマではアクションシーンも見応えがありました。舞台でもありますか?

まだ稽古が始まっていない(※注1)ので確定ではないですが、台本のプロットを読んだ限りですが、けっこう激しめのアクションがありそうです。舞台の場合は映像と違って、一発勝負で成功させなければならないたいへんさはありますが、そのぶん臨場感のある芝居をお見せできると思うので、もしあればそこも見どころになると思います。
※注1:インタビューは2026年5月末に行いました

──最後に改めてメッセージをお願いします。

原作のないオリジナル作品ということで、最後まで予想がつかない展開を楽しんでほしいですね。僕の個人的な意見ですが、『Solliev0』以上に『gift』の方が舞台映えする作品だと感じています。炎を手から出す能力など、giftの中には映えるものも多いので、それらを舞台でどのように表現するのかも見どころです。ほかにもいろいろな視点で楽しんでもらえる作品になっていると思うので、ぜひ劇場まで足を運んでください!

取材・文=河合哲治郎

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