フェラーリで苦戦しているルイス・ハミルトンについて、元チームメイトのバルテリ・ボッタスは「移籍は容易なことではない」と語った。
ハミルトンは昨年まで12年間在籍し大成功を収めてきたメルセデスを離れ、今年からフェラーリに移籍。F1随一の歴史を持つ名門チームでの挑戦をスタートさせた。
開幕以降、ハミルトンは中国GPのスプリントでの勝利や、エミリア・ロマーニャGP、オーストリア、イギリスで4位を記録するなど成功の兆しを見せる場面もあったが、全体的には新チームやフェラーリのマシンへの適応に苦しんできた。フェラーリのフレデリック・バスール代表は、移籍の難しさについてチームもハミルトンも「過小評価」していた可能性があると認めている。
かつてメルセデスでハミルトンのチームメイトを務め、アルファロメオ(ザウバー)への移籍も経験したボッタスは、ハミルトンの復活は間違いないとしつつ、チーム移籍は容易なことではないと語った。
「彼がまた立ち直ってくれることを願っているよ。時間が経てば分かるだろうけどね。いい瞬間もあったし、少し運が悪かったところもある」とボッタスはCrash.netに語った。
「でも難しいことなんだ。メルセデスで長く“チームの中心”として過ごした後に、別のチームに移るのは簡単じゃない」
「今の彼が置かれている環境は、まったく異なるものだ。これ以上言えることはあまりないけど、今後状況が良くなるかどうかは時間が教えてくれると思う。ただ、僕としてはぜひそうなってほしい。彼はこのスポーツでまだ素晴らしい結果を出すに値すると思う」
そしてボッタスは自分の移籍経験とも比べながら、こう続けた。
「どのチームに移籍するか、そしてそのマシンがどれだけ違うかにもよる」
「僕も経験はあるけど、移籍はたいていレギュレーション変更期に起きていたから、単純な比較は難しい。チーム内部がどう動いているのか、どんな課題があるのかも外からは分からない。だから、あまり多くは言えないよ」
2026年シーズンは残り6戦。ハミルトンは現在125ポイント獲得のランキング6番手で、チームメイトのシャルル・ルクレール(ランキング5番手)とは48ポイント差だ。
なおボッタスは2026年シーズンから、キャデラックF1に加入。1年ぶりにレギュラードライバーとしてF1復帰を果たす予定で、彼もまた容易ではないであろうシーズンに挑もうとしている。

