
2024年から6人体制で再始動したGENERATIONSが、2025年に全国8都市14公演で行ったアリーナツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2025 “6IXSENSE”』。6人の個性=“6IX COLORS”をテーマに掲げ、それぞれの才能(SENSE)を結集して創り上げたライブは、各地を熱狂の渦に巻き込んだ。
そのツアーファイナルとなる、ららアリーナ東京ベイ公演(2025年12月18日)を20台を超えるカメラで余すところなく記録したライブフィルム『GENERATIONS “6IX SENSE” LIVE IN CINEMA』が公開中。
メンバーの白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、中務裕太に、映画の見どころやGENERATIONSとDREAMERS(ファンの呼称)の絆、今のグループの強みまで、たっぷりと語ってもらった。
■数原「新鮮な気持ちで楽しんでほしい」
――グループ初のライブ映画化、今の率直な心境はいかがですか?
白濱亜嵐(以下、白濱):初めて自分たちのライブが映画館で流れるので、どういう広がりがあるのかなっていうのがまず楽しみです。来年デビュー15周年を迎えるのですが、活動歴が長くなってくると、昔はよくライブに来てくれていたけれど、家庭の事情や自分の生活環境の変化で少し離れてしまったという方もいると思うんです。
そういう方々にとっても、映画館という身近な場所でもう一度GENE(GENERATIONS)に触れてもらえるきっかけになる。それ自体がすごくいいことだなと感じています。
数原龍友(以下、数原):今は音楽って、単に聴くだけじゃなくて「見て楽しむもの」にもなっていますからね。ライブに来られた方はもちろん、来られなかった方や、普段ライブDVDを見てくださっている方にとっても、劇場のスクリーンというのは新鮮な気持ちで楽しんでいただけるきっかけになるんじゃないかと思います。
白濱:今回の映画は、ライブDVDにはないカットやアングルもたくさんありますし、大迫力のさまざまな上映形式で見てもらえるのも魅力です。映像自体も、20台以上のカメラで記録されているだけでなく、映画用に特別なエフェクトが足されているんですよ。
――エフェクト、とても印象的でした。
白濱:かわいかったですよね(笑)。特に「One in a Million -奇跡の夜に-」はすごかった。踊りに合わせて、これでもかっていうくらいハートが出てきて。ぜひ見てほしいです。
――正面だけでなく左右スクリーンにも映像が投影される「SCREENX」や、モーションシートや環境効果で臨場感を極めた「4DX」などの体感型のスクリーン、さらに「4DX」と「SCREENX」を併せた大迫力の「ULTRA4DX」は凄まじい臨場感が味わえそうです。
小森隼(以下、小森):僕たちも未体験なんですけど、すごそうですよね。
中務裕太(以下、中務):4DXはマジですごいよ。
数原:昔、裕太くんと二人で映画『マイティー・ソー バトルロイヤル』を4DXで見たことがあって。いきなり“プシュー!”って風と水が吹き出してきてビックリした。
中務:俺たちは慣れてなくて驚いたけど、好きな人は絶対にハマると思います。
白濱:「SCREENX」のような3面スクリーンも没入感がすごそう。側面にも画面があるって、どういう感じなんだろう?
片寄涼太(以下、片寄):目が足りない!みたいな感じなのかな。どこを見ればいいんだろう。
小森:ちょっとこう、目をぎゅっと横に広げて(笑)。草食動物みたいな視野で見るのがいいんじゃない?
中務:いやいや、無理やろ(笑)。
片寄:でも、それだけ視界いっぱいに映像が広がるということなのでね。僕もぜひ体験してみたいです。
中務:“音”に関しても、バンドサウンドなどにすごくこだわってやらせていただいています。それが映画館の素晴らしい音響で聴けるのは、耳が幸せになる体験だと思うので。音と映像の両方で没入してほしいです。
■小森「サプライズがあることを知っていて…」
――映画にはツアーファイナルの模様が収録されていますが、千秋楽ならではの特別なシーンについても教えてください。
小森:やっぱり、アンコールで披露した「Evergreen 2.0」ですかね。
片寄:そこだね。
小森:本来なら「MY GENERATION」で銀テープがバーンって飛んで、会場が一体感に包まれて終わるはずなんですけど、僕たちはサプライズがあることを知っていたので…。
片寄:それ、内輪の話すぎるでしょ(笑)。
小森:いや、でもそこを知った上で見ると面白いですよ。全員の顔が「これじゃ終わらないぞ」っていう、ニマニマした顔になってるから(笑)。
白濱:俺、顔に出てたかな?
小森:出てた! なんかまだ「次のサプライズ感があるぞ」っていう顔。
全員:わははははは。
片寄:スクリーンで見るとより分かる?
小森:分かるね。
佐野玲於(以下、佐野):(深く頷く)
――佐野さんも、そういう顔をしていましたか?
佐野:してましたね(笑)。
中務:みんなしてました。
片寄:でも、不安な顔の人もいたかもしれないよね。「合ってるよね? これで終わりじゃないよね?」みたいな。
小森:全然ある。「踊り出しはこうだっけ?」って(笑)。
白濱:あはははは! ぜひ確かめていただいて。
佐野:でもやっぱり、最終公演って終わってしまう名残惜しさも大きくて。終わりだからこそ「いい締めにしよう」とみんなが声を振り絞っている表情だったり、「ラスト!」って言えたり、ちょっとずつ違うものになっていると思うんですよね。僕も「最後だぜ」っていう顔をしているので(笑)、そこを楽しんでほしいです。
■白濱、DREAMERSは「盛り上がり方がすごい」
――GENERATIONSのファン=DREAMERSとの絆についても伺わせてください。ライブを通して、どんな愛情が伝わっていますか?
片寄:なんでしょう…。GENERATIONSとDREAMERSの間には、他のEXILETRIBEのグループとはまた違う独自の文化が生まれてきている気がします。
白濱:盛り上がり方が本当にすごいんです。HIROさんが公演を見に来てくれたとき、「GENEのファンすごいね」って、一言目にそれを言っていましたから。
片寄:普段はそんなタイプじゃないんだけど、GENEのライブに来たときだけは自分を解放して、全力で楽しむ…みたいな人も結構いそう。それがうれしい。
中務:ロックフェスに出させてもらったときに感じたのですが、モッシュが起きるような激しい現場でもDREAMERSたちは慣れている人が多いから全然平気で。ガッツのあるDREAMERSが多いイメージもありますね。
■佐野「もうちょっと小声でするように…」
――デビュー当初と比べて、ライブの裏側やメンバーの関係性で変わったことはありますか?
小森:やっぱり一番変わったのは、ボーカルとパフォーマーで楽屋が別々になったことじゃない?(笑)
片寄:コロナ禍以降の話ね。リスク分散のために始まったことが定着しちゃった。
中務:いや、ボーカルが裏で「別にしてくれ」って言ってるんですよ。
片寄:言ってないですよ!本当に(笑)。
白濱:そっちのほうが広く使えるメリットもあるんだけどね。
数原:うん、悪いことばかりじゃない。
小森:確かにそれもそうなんですけど、前はみんなで一部屋だったから僕は少し寂しいんです。たまにボーカルの楽屋に遊びに行くんですけど、今はそれぞれが自分のルーティンで本番までの時間を過ごしているから、すれ違い続けているとステージ上で初めて「おはようございます!」って顔を合わせるパターンもあって(笑)。
数原:全然ある。でも、いつもパーテーション越しに声は聞こえてるよ。隼と玲於がいつもお金の話をしてて、それを聞きながら飯を食うのが楽しみ(笑)。
佐野:言われてみると、恥ずかしいくらいそういう話をしてるな…。しかも体勢も体勢で、屈伸しながら「今月の給料が」とか(笑)。
片寄:生活に関わるリアルな話を楽屋でしてるっていう。
佐野:もうちょっと小声でするようにします(笑)。
――肉体的な変化という意味では、中務さんの進化も凄まじいですよね。
片寄:まーデカかくなられました。
中務:デビュー当時から12キロぐらい増えました。
白濱:昔は、筋トレとかをバカにしてたんですよ。本気でトレーニングを避けていて、「ライオンは鍛えないじゃん」とか「猿はストレッチせえへんやろ」ってずっと言い訳をしてて。
中務:(笑)
佐野:僕らは10年以上、わりと順を追ってトレーニングを地道にやってきたんですけど、(中務に)2年でまくられました。
中務:2年で10年分を駆け抜けました!
白濱:でも、やったらとんでもないことになる骨太タイプなのは分かってましたから。
中務:やってよかったです。今はどの現場に行っても筋肉の話から始まりますし、初対面の人とのコミュニケーションの最初の…えーっと…。
片寄:体を鍛えすぎて話すのが下手になってる!?(笑)
中務:きっかけ! コミュニケーションのきっかけになるんで。
数原:「きっかけ」が出えへんかったんや(笑)。
中務:脳みそも筋肉になってます(笑)。海外に行っても「いい体してるね」みたいに言われますし、そういうのが本当にうれしい。今もサイズキープのために、僕だけみんなと違うプロテインを飲んでいたりします。
片寄:昨年、ステージ上で飲まれていましたから。
数原:ステージドリンク、プロテインでしたね。
中務:あれだけ動いたらすぐ筋分解が始まっちゃうんで、エネルギーを補給しないと。(筋肉は)デカさが全てなので(笑)。
■中務、メンバーとは「言わなくてもわかる距離感」
――GENERATIONSが10年以上の活動を経て、大切にしている信念はありますか?
白濱:結局、自分たちが一番かっこいいと思えるものを追求することですね。今はメンバーのソロ活動もあったりして、それぞれの引き出しが多いですし、しっかりエンターテインメントを軸として捉えているグループだという自負があります。
片寄:GENERATIONSの活動イコール、ライブと言っても過言ではないくらい、ライブは大きな存在です。
小森:ツアーとかライブの期間がやっぱり「活動してるな!」って感じがするよね。
片寄:そういう意味では今年のツアーもとても楽しみですし、そこに向かって進んでいく過程でグループの絆も深まっている気がします。
中務:もう長いので、いい意味で「言わなくてもわかる」という感じもありますね。だから会話がないときは本当にない(笑)。
小森:いや、今思ったんだけど、それは裕太くん一人だけかもしれない。
中務:なんでやねん。
小森:他の5人はしゃべってるもん(笑)。
片寄:でもそれは、裕太くんが「わかってくれてる」という信頼感を持ってくれているから。
小森:そう、俺はそこがすごい好き。裕太くんの愛すべきところだなって。
中務:愛されてるんです(笑)。
数原:でもさっき、まさかの「きっかけ」という言葉が出てこないとは思わなかったです。助けてあげたかったんですけど。
小森:それに気付けなかったのは悔しいですね(笑)。
■片寄「曲もどんどん増えていきます」
――改めて、2024年にグループが新体制となり、今回のツアーは6人それぞれの個性(6IXCOLORS)がより浮き彫りになったステージでした。
白濱:これほど個性豊かなグループは今後もなかなか出てこないんじゃないかなと思っています。
小森:僕らは全員30代に突入しましたが、デビュー15年目前という長いキャリアがあります。周りの同世代のグループと比べても、その経験値はダブルスコア以上の差があったりするし、中堅世代としての「最大出力のパワー」みたいなものが、今のGENEの強みなのかなと感じています。
白濱:僕らは平成の終わりにデビューして、SNSでのバズりとかではなく、先輩方から英才教育を受け、現場で叩き上げられてきた場数とキャリアがありますから。
片寄:新体制になってから、ドキュメンタリー映画があったり、今回のライブフィルムがあったりと、新しい企画や機会をたくさんいただけているなと感じています。そういう意味では、僕ら自身も「まだまだやっていないことがたくさんあるんだな」と気づかされます。これをきっかけに、幅広い方々にGENERATIONSを知っていただければ嬉しいです。
――最後に、この映画をきっかけにGENERATIONSに触れる方々へメッセージをお願いします。
白濱:まだまだ行くぞという気持ちです。今回の映画がグループに興味を持つきっかけになってもらえたらうれしいですし、正直、今までの活動を履修する必要はありません(笑)。これからで大丈夫です。
片寄:曲もどんどん増えていきますから。
小森:あと、GENEのライブって実はオリジナル音源のまま披露する曲がほとんどないんです。つなぎ方を変えたり、バンドアレンジになっていたりするので。だから予習もいりません。
白濱:僕ら自身もイントロドンをされたら、アレンジが違いすぎて分からない可能性があります(笑)。
小森:だからこそ、10年以上前から知っている人も今日初めて見るという人も、いつどこから入っても多分みんな同じスタートで楽しめるのが今の僕らのライブの良さなのかなと。同じ曲でも、ライブごとに全然違う色を感じられると思うので。映画館でぜひ「新しいGENERATIONS」に出会っていただけたらと思います。
取材・文=川倉由紀子

