
シンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが25日、自身のYouTubeチャンネルで、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんと対談。
音楽界のレジェンド同士が語る「音楽の原点」や、幼少期の“死”への価値観を語りました。
■宇多田からのオファーでコラボ6月24日、7インチアナログレコード盤および各音楽配信サービスにてリリースされた「パッパパラダイス feat. 甲本ヒロト」。宇多田ヒカルさんから甲本さんへのオファーにより実現した1曲です。
MV撮影後に対談した様子を公開した今回。お互いに幼少期に影響を受けた音楽などについて語るなか、甲本さんは“ロック”との出会いを振り返りました。
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■甲本少年の“将来の夢”は…12歳(中学1年生になるまでの春休み)にロックを聴いて、はじめて感動して“生まれた”という感覚になったという甲本さん。
小学生時代の自身について「なにも出来ない気がして生きてきて…将来の夢は? って聞かれたら、正直言うと…安楽死」「痛くない死にかたがいいってずっと思ってた」と告白。
ラジオを通してロックと出会い「これなら出来る! って思ったんよ」と、人生の大きな転機になった瞬間を振り返りました。
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■宇多田が涙した1曲甲本さんの告白に、宇多田さんは「え!?」と驚きの声をあげならがらも、自身も12歳の頃にモーツァルトの「レクイエム」をはじめて聴き、感動したと回顧。
“死者を追悼するための音楽”ですが、当時はその意味も知らなかったものの「聴くと泣いちゃう。死ぬときにこれを流してほしいって思って、ひとりで聴いてた」といいます。
同じ年齢で“死”について考えていたことから、宇多田さんは「そのくらいの年のときって、そういうことを考えるんですかね」と問いかけると、甲本さんは「考えるよ」と頷き、「え、みんな死んじゃうの? とか気づいたりするし」と、子供が“気づく瞬間”の心理に持論を展開しました。
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■息子のひと言現在10歳の息子がいる宇多田さんは「“死”について興味を持つ時期があるっていうのを、子育てで知った」と、息子が6~7歳のころのやりとりを振り返ります。
ある日、ペルー・マチュピチュの話をするなかで「もうちょっと大きくなったら、一緒に行きたいな」と息子に伝えると、「でも、その頃はママはもう死んでるんじゃないかな…」と返ってきたのだとか。
宇多田さんが「私がいくつで、どのくらいの寿命だと思われてるんだろう」「子供の感覚ってこんなに違うんだって…」と笑うと、甲本さんも「面白い話だね」と笑顔を見せました。
心理学的に、子供が「死」という概念を理解し、強い興味を抱き始めるのは「6〜7歳頃」だと言われています。そして、2人が死と向き合っていた「12歳」は、自分の内面へとさらに思考が深まる多感な時期。
幼い頃から「死」を見つめ、そこから素晴らしい音楽を生み出してきた2人の天才。彼らの曲が今も私たちの心を震わせるのは、この「12歳の原点」があるからなのかもしれませんね。
■冬野とまと
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集&ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。行動心理カウンセラーの資格を持っているため、ときに人の言動をガン見することも。
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■【動画】該当部分は7:20~ (文/Sirabee 編集部・冬野 とまと)
