ときヲりぴーと「今年中に1位を取りたい」
【西野】
西野 コンビ時代(ハイツ友の会)以来、久しぶりに『Kakeru翔グランプリ』出させていただいたので、かなり緊張しました。ピン芸人になって1年半、これまでに作ってきたネタの中で「これいいな」と思えるネタをやりました。
ピンになってからは、先輩の真輝志さんや同期のキャツミにネタ作りのアドバイスやピン芸人の心持ちを聞いて。舞台に1人しかいないので、どうやって架空の人を表現するか、お客さんからどう見えるかを考えないといけないところが難しいなって。そこがコンビのネタと違うところだと思います。

ピンになってやれるネタの幅が広がったと思います。本当に自由で何でもできちゃう。だからこその難しさもあるんですけど、刺激的な部分もあります。これからも、わたしのピンネタを楽しんでいただけたら。今後もR-1グランプリ、THE W、キングオブコントなどいろいろな賞レースに挑戦していきたいです!
【ときヲりぴーと(ときヲ、りぴーと)】
りぴーと 今回、また入賞できたら劇場内の地位が確立するので、ちょっと力んだかも……。今日はベストパフォーマンスではなかったかもしれません。
ときヲ 僕らの前の彼岸花がめちゃくちゃウケてたので、そこから(空気を)つくるのが難しかった。
りぴーと 確かに。いつもよりちょっと緊張したかも。トリのプレッシャー、前回上位のプレッシャーに負けた感じはします。
ときヲ けっこう厳しいと思う。『Kakeru翔グランプリ』に出る人は全員、面白いんで……。

りぴーと 前からやってたネタを『Kakeru翔グランプリ』に向けて温存していたんですけど。
ときヲ 今日はもっと違うネタを求められていたのかもしれないです。次は1位を狙います。1年目のころからずっと取りたいと思ってるので。
りぴーと コンビの目標として、なんとか今年中に1位を取りたい。12月でラストチャンスなんで、あと2カ月頑張ります! 悔しいな! まだ結果出てないですけど(笑)。
【三遊間(稲継諒、さくらい)】
稲継 今日は(ネタを)試している部分もあって。まだまだ改善したいです。
さくらい 想定以上にウケたわけでもなければ、想定を下回ったわけでもない。細かいところは“ここは思ってる感じじゃないな”という部分はありました。
稲継 バトルライブでお客さんも集中して見てるので、僕らのことをよく知ってるお客さんの前とはウケる部分が違いますね。いい経験をさせてもらいました。前回1位だったぐろうには勝ちたいですね。今年中に優勝したいです。

さくらい 僕のライバルはマンゲキに出てる人じゃなくて、浜村淳さんです。最近1人でトークライブやラジオをする機会が増えたので。ぐろうのいいネタよりも、浜村淳さんのいいお喋りのほうが気になります。
稲継 浜村淳さんのこと、めちゃくちゃイジってるやん!
さくらい 僕は関西のラジオ局で、1人でラジオのレギュラーを取ることが目標。『翔グランプリ』は足がかりです。ここで力を蓄えてM-1で優勝するのではなく、帯のラジオレギュラーを取りに行きたいですね。
【ぐろう(家村涼太、高松巧)】
高松 前回1位だったので、連覇したいという思いだったんですけど……。
家村 大相撲秋場所で5回目の優勝を飾った大の里のあとを追うように、横綱の覚悟で挑みました。立ち合いはしっかりぶつかっていけたんですけど、ちょっと土俵際の笑いが少なった。なんとか“はたき込み”で、勝ちはしました。でも内容の悪い相撲……すいません、漫才でしたね。
高松 思ったより、ウケんかったなっていう。何回か1位になってますけど、第二部のトリのときは、お客さんの反応が微妙なことが多いので、そこは課題だと思っています。

家村 今日は、ふだんの稽古をコツコツ重ねた中で、いちばんいいネタを選びました。この1カ月、しっかりシコを踏んだ足腰の強いネタだったからこそ、土俵際で耐えられたんですけど、ちょっと弱かったかな。シコ踏みが足りなかったんだと思います。
高松 相撲はわからないんですけど……同じ感想です。次に向けて、1日1日を大事に生きていきます。
家村 1日1日、コツコツとやることをやるだけ。横綱の気持ちで取りこぼさないように。勝ち越しは当たり前なんです。勝ち越しという名の「入賞」を目標に頑張っていきたいです。
三遊間がグランプリを奪還
第一部、第二部の審査員表&客表の集計結果が出そろい、発表された順位は以下の通り。4月のグランプリで1位だった三遊間が、2回目の総合1位に輝きました。
1位 三遊間
2位 オニイチャン
3位 cacao
4位 シカノシンプ
5位 空前メテオ
6位 彼岸花
7位 シスター
8位 マーメイド
9位 バタークッキークラブ
10位 銀鬼、ジョックロック

ブレイク寸前の若手から、これから人気芸人への階段を駆け上がっていくニューフェイスまで、さまざまな才能がぶつかり合う2カ月に1回のバトル。今年最後となる12月に向けてネタを磨き続ける若手たちに、乞うご期待!