2025年に初登場し、2026年に期間限定で再登場したミスタードーナツの「もっちゅりん」が、異例の注目を集めている。6月3日の再発売以降、SNSでは売り切れを嘆く声が相次ぎ、店舗では行列も発生。あまりの反響の大きさから、ミスタードーナツは6月30日、予定していた第2弾商品の発売中止を発表した。
だが実は、ミスドには「もっちゅりん」よりも“レア”なドーナツが存在しているという。
ミスドで販売されている「ファンシードーナツ」
現在販売している「もっちゅりんきなこ」「もっちゅりんみたらし」は、7月中旬以降、各ショップの原材料がなくなり次第、順次終了となる。
全国チェーンで販売されているにもかかわらず、“購入できたらラッキー”な存在になっている、もっちゅりん。
しかし、ミスドファンの間では、そんなもっちゅりんよりも「レア」だと言われるドーナツがあることをご存じだろうか。
それが、一部店舗で販売されている「ファンシードーナツ」だ。
このドーナツは、公式サイトの通常メニューには掲載されていない。期間限定商品の原材料を廃棄することなく有効活用するため、期間限定商品で使用する原材料と、定番商品で使用する原材料を組み合わせて販売されている、いわば“裏メニュー”の総称を「ファンシードーナツ」と呼ぶ。
そのため、ミスドファンにとっては、“偶然出合えるドーナツ”として密かな楽しみになっている。
ファンシードーナツにはどのくらいの種類があり、どうすれば出合うことができるのだろうか。ミスド大好きタレントとして活動し、ミスタードーナツで10年以上の勤務経験もある西田奈未さんに話を聞いた。
西田さんは、ファンシードーナツについて、「これまで少なくとも50~100個近くは出合ったことがあると思います」と語る。
なかでも印象的だったのが、「ダブルストロベリー&ホイップリング」だ。
「2025年冬に『ポケモンドーナツ』が終わった頃に販売されていました。真っ赤なドーナツで見た目のインパクトはすごいのですが、中にホイップが入っていて、いちごのシュガーとホイップの相性が最高でした」(西田奈未さん、以下同)
ほかにも、抹茶のドーナツ販売終了後に見かけたという「宇治抹茶ホイップ」や、2022年冬のポケモンドーナツ終了後に販売されていたという「ポン・デ・シュガーソーダ風味」も印象に残っているそうだ。
幻の“青いポン・デ・リング”とは
「ポン・デ・シュガーソーダ風味は、見た目のインパクトがすごい青いポン・デ・リングです。ポン・デ・リングの生地にホワイトチョコレートとソーダシュガーがコーティングされていて、クリームソーダのような感じでおいしいです!」
通常の限定商品として発売しても十分に需要がありそうなこれらの商品。だが実際には、店舗で直接遭遇しなければ購入できない。公式ニュースなどでも紹介されておらず、まさに“幻のドーナツ”だ。
では、どうすればファンシードーナツに出合うことができるのだろうか。
西田さんによると、「新商品発売後、お店が落ち着いて、次の新商品が発売される前」に店頭に並んでいるイメージがあるという。
「ミスドは店舗でドーナツを手作りしているので、新商品や期間限定商品の販売期間が終わったあと、各店舗で余った原材料を使い、お店の状況を見ながらファンシードーナツが作られている印象ですね」
とはいえ、ミスドに詳しくなければ、たとえ店舗に行ったとしても、どれがファンシードーナツなのかわからないかもしれない。西田さんは、店頭で見分けるポイントとして、商品名と価格が書かれたプライスカードに注目しているという。
「ドーナツのトレイについている名前と値札のカードが簡易的なものの場合は、ファンシードーナツであることが多いです」
では、率直に「もっちゅりん」とファンシードーナツでは、どちらのほうが出合うのがレアなのか。
「ファンシードーナツのほうがレアだと思います!」
その理由について、西田さんはこう説明する。
「もっちゅりんはほとんどの店舗で販売時間を発表していますが、ファンシードーナツは各店舗で残った原材料を使用して作られています。その原材料の種類も量も店舗によって違いますし、数週間作る店舗もあれば、数日しか作らない店舗もあります。原材料がなくなれば作られないので、たとえばその時期のファンシードーナツが10種類あったとしても、店舗によって作る種類が違い、全種類が販売されるわけではありません」

