
俳優の吉岡里帆、水上恒司が10月10日、台湾・高雄で開催された「高雄映画祭」レッドカーペットに登場。吉岡が現地の言葉であいさつして観客を沸かせた。
■吉岡里帆&水上恒司、高雄映画祭のオープニングに登場
吉岡と水上が出演した映画「九龍ジェネリックロマンス」は、かつて香港に存在した街「九龍城砦」を再現するため、どこか懐かしさを感じさせる街並みを残す台湾でロケを敢行。そんな本作が台湾を代表する国際映画祭のオープニングフィルム上映作品に邦画で初めて選出され、会場には期待の空気が漂っていた。
映画祭のオープニングを飾るレッドカーペットイベントに姿を現した吉岡は、白いドレス姿で優雅に歩き、笑みをのぞかせる。水上は黒のスーツで堂々と歩みを進め、観客の拍手が鳴りやまない。二人は手を振って声援に応え、会場は温かく包まれた。
■初めての台湾・高雄は「すてきな場所で幸せな時間」
舞台あいさつでは、吉岡が現地の言葉で「高雄映画祭、最高!」と呼びかけ、観客の歓声を引き出す。「初めての高雄です。すてきな場所で幸せな時間を過ごしています」と笑顔で語る。
役作りについては「台湾に来てからは、現地での生活を大事にしました。スーパーに行ったり、朝ごはんを外で食べたり、地元の人と同じ暮らしを意識しました」と明かした。

■水上恒司、台湾滞在中は毎日チャーハン
一方の水上は「自分から役に寄っていくタイプの役づくりをしています。感覚を生かして工藤という人物に近づけるよう努めました」と振り返る。劇中で歌う場面については、「歌が得意ではなく、人前で歌うのも苦手なので、緊張しました」と笑いを誘った。
台湾ロケ中の食事についても言及。水上は「温かく種類も豊富でうれしかったです。特にチャーハンが好きで、滞在中は毎日食べました。今日も食べられたので満足です」と台湾の料理が気に入ったという。
上映後には大きな拍手が送られ、吉岡と水上は深く一礼。国境を越えて届けられた日本映画への関心が、会場を包み込む光景となった。同映画祭のレッドカーペット、舞台あいさつにはフィガロ・ツェン、有澤亮哉プロデューサーも出席した。


