
TVアニメ「片田舎のおっさん、剣聖になるII」(毎週水曜夜11時45分-深夜0:15、テレビ朝日系ほか※7月8日スタート/7月9日[木]よりPrime Videoにて世界独占配信)の先行上映会&トークショーが、6月28日に都内で開催され、声優の平田広明、東山奈央、上田瞳、広瀬ゆうき、矢野妃菜喜、仲田ありさの6人が登壇。さらに、主題歌アーティストであるユニコーン、BLUE ENCOUNTの特別コメント映像も上映され、場内は大いに盛り上がった。
■片田舎で暮らしていた剣術師範による王道の剣客無双ファンタジー“おっさん剣聖”
「片田舎のおっさん、剣聖になる」は、著者・佐賀崎しげる、イラストレーター・鍋島テツヒロによる王道の剣客無双ファンタジー。乍藤和樹によるコミカライズやスピンオフ2作も合わせると、シリーズ累計1000万部を突破している話題作だ。
片田舎で剣術師範として細々と暮らしていた中年男性ベリル・ガーデナント(CV.平田)はある日、王国騎士団の特別指南役に指名され、王都に向かうことに。かつての弟子たちとも次々と再会し、さまざまな騒動に巻き込まれていく。
原作ノベルを基に制作されたTVアニメ第一期は2025年4月より放送、Prime Videoで世界独占配信され、世界45以上の国と地域でPrime Videoのトップ10入りを果たすなど大ヒット。
また、2026年5月にシンガポールにて開催された「Asia-Pacific Broadcasting+ Awards 2026」ではTVアニメ第一期のストーリーが評価され、ストーリーテリング賞を受賞している。
■「おっさん役です」平田広明、MC天津飯大郎とボケ&ツッコミのナイスコンビに
1週前の6月20日には名古屋、大阪でも開催された先行上映会。この日も台風が心配される中、劇場が満席になる大盛況ぶりで、中にはその全てに参加しているという猛者もちらほら。平田から「(上映内容は)同じだったろ?」「働けよ…!」「ありがとう!!」など愛あるイジりと感謝を送られていた。
さらに、平田は自身の後にあいさつした登壇者が全員「アリューシア・シトラス役の東山奈央です」「スレナ・リサンデラ役の上田瞳です」「クルニ・クルーシエル役の広瀬ゆうきです」「フィッセル・ハーベラー役の矢野妃菜喜です」「ミュイ・フレイア役の仲田ありさです」と役名を言っていることに気付き、自分が役名を名乗っていないことを反省した模様。
「実は今日、調子悪いんですよ。始まる前にいくつかインタビューを受けたんだけど、ベリル・ガーデナント役って言えなくって、3回くらいかんで…」と言い訳しつつ、正面に向き直り「おっさん役です」と堂々と省略してMCの天津飯大郎に突っ込まれるなど、ひょうひょうとした平田節は健在。
さらに、MCに流れで「平田さんもどうでしょう、振り返ってみて」と問われると「何を振り返るの?」とわざわざ後ろを向き、「一期に決まっているでしょう!何で後ろを振り向くんですか」と突っ込まれたり、「代表して平田さんいかがでしょう」と言われ、「え、俺は1人しかいないよ?」とトボけて「登壇者を代表してですよ!全国の平田さんを代表してじゃない」と突っ込まれたりと、いいコンビネーションを発揮。
その一方で、MCが“勤しむ”を「いつくしむ…?」と読みかけてしまった際には眼鏡を取り出しすぐさま駆けつけ、「これは潰れていて読めないわ…」とフォローする一面も見せていた。
■東山奈央&上田瞳、劇中では犬猿の仲だが…広瀬ゆうきも推す、“早口合戦”の舞台裏
トークショー序盤で、「一期で印象に残っているところは?」とざっくりした質問を受けた広瀬は、「っえええええ…」とビブラートで悩みながらも、「アリューシアとスレナの早口合戦」と回答。
その難易度の高いシーンの当事者である東山と上田。上田が「お互いかんだらもう1回トライしよう!って感じで、本当に支え合って収録していた」と明かすと、東山から「本当に瞳ちゃんが上手すぎて…めっちゃ決めてくるんですよ!本当格好良かったです」と絶賛され、「…なんか褒められちゃいました(笑)」と照れ顔を見せる。
さらに、「実はその早口合戦がすごい好評だといううわさがスタッフさんの耳に入ったようで、『二期で増やしちゃうぞ~!』となったらしく。しかも1回だけじゃなく」と明かすと、東山も「一期が1回で、二期は2回。三期があったら多分3回…。た、楽しみだな~!」とうそぶき、広瀬に楽しみにされていた。
一方、一期6話を挙げた平田は「あそこはちょっと重たくて、珍しくボヤキも少なくて…いつもより真面目だなコイツって、印象に残っています」とコメント。
さらに「二期もそういう(重たい)シーンあるのかなぁ?」「何か、二期はずっとボヤいていた気がしますね」と続けた後、その理由を「やっぱり、ボヤキが好評だったんで」と真顔でボケて、しっかり早口合戦のネタにかぶせていた。
■今や存在すら危ぶまれる、“おっさんも女性陣も全員楽しい飲み会”の実態が明らかに
実は、二期のアフレコは2025年秋にスタートしてすでに終了。一期のアフレコからは1年と少しのブランクがあったということで、すぐに空気が戻ったかと尋ねられ、「そうね。…俺はそう思っているけど」と平田。メンバーも口々に「はい、スルッと。先週までやっていたかのような感じで」と同調する。
さらに、午前中に始まり午後3時くらいに終わっていた一期と違い、二期の収録は午後4時から始まり夜に終わるパターンだったそうで「一期ではまだ存じ上げない方もいたけど、二期は飲み会もやったしな」と、現場以外でのコミュニケーションも図られた様子。
広瀬が「毎回、(座長として)平田さんが開催してくれて…」と補足するのを聞いた平田は、「なぁ、もしかして僕が行かない飲み会もあった?やめてよ、裏でこっそり欠席裁判大会…」と不安顔。しかし、それは杞憂のようで「平田さんのおかげでキャストの皆さんと仲良くなれた」「本当に!」と続々とフォローが。
しかし、平田によるとその飲み会が開催されるに至ったきっかけは自身ではなく、平田と東山が別件で軽く話しているところに、遠くにいた上田が「飲み会の話ですか?」とノリノリで割り込んできたため、「またお前は~!」「じゃあ、飲むか、今期は」となったという経緯があったそう。
平田から「だから、きっかけを作ったのは上田です」と水を向けられた上田は、「やっぱり先輩方とお仕事をご一緒する機会ってなかなかないじゃないですか。今後、新しいキャラクターもいっぱい出てくるんですけど、その方々も本当に素晴らしい役者さんばかりだったので、飲み会でお話しできる機会があって、本っ当に良かったなって思います」としみじみ。
「多分、開催された会は全部参加したと思います~」という仲田も、「楽しかったです~!」とほんわか笑顔。上田は、仲田の皆勤を保証した上で、「ずっとニコニコしててくれるんですよ!どの方としゃべっていても、あ~、もう、彼女がいればこの飲み会は成功するなみたいな」と太鼓判。仲田は「あ~~~上田さん~~~~。ありがとうございます~」と感激していた。
一方、平田の酒の席での姿を聞かれた女性陣は一様に「紳士だと思います、私」「うんうん」ときっぱり。それを受け、徐ろに立ち上がり紳士っぽいポーズを決め始める平田を余所に、「平田さんと私の席が離れていたことがあったんですけど、遠い席の私にまで『これ食べた?』ってさり気なく気を使ってくださって」と、まるで劇中のベリルのように“弟子”たちが絶賛を継続。
さらに、モデル立ちでドヤ顔を決めた平田は、MCに「俺褒められてるなぁとか、分かってるから!粒立てなくていいでしょ」としっかり突っ込まれつつ、「でもねえ、もう皆さんご存知でしょうけど、うちの親父(ベリルの父親モルデア・ガーデナント役の内田直哉)、一期より出番が多いんですよ」とボヤキだし、「今日終わったら飲むよって言うと誰よりもうれしそうな顔をして、そして一番センターの席に座って…もう“直哉劇場”だったよね?」と暴露。
「そうなんです、めちゃめちゃ楽しそうに飲んでくださってうれしかった」という女性陣を尻目に、「一応俺が座長なんだけど…と思いながら聞いていると、昔の武勇伝とか…。いいよ俺もうさんざん聞いたし!とか思うんだけど、君たちが『へー!』なんて聞いているからどんどん図に乗っちゃって…!」と愚痴を加速させた後、急に「え、今日、直哉さんこっそり来てないよね…?」と確認するひと幕を入れてしっかりオチをつけていた。
■東山奈央&上田瞳&矢野妃菜喜、キャラクター通りのツンデレ&真面目っぷりを発揮
二期の舞台が魔術師学院ということで、騎士団長アリューシア、冒険者スレナ、剣士クルニを演じる東山、上田、広瀬はベリルとの接点が減るのではないかという話題に。上田と東山が「別にそんなことないですよ…?」「そうそう、そんなことないですから」と強がる中、広瀬は「私は寂しかったです」と素直。さらに「私も連れて行ってほしいって思っていました」と重ねると、強がり組の2人も「それはそう」「ね!」「悔しいですけど」と同調。
その点、接点の増えた剣魔法使いフィッセル役の矢野は「本当にうれしかった」と喜びを見せつつ、意外な“羨ましがり”キャラを発揮。「そもそも一期ではフィッセルに共闘するシーンが一つもなくて、みんながアフレコで共闘してるの見て、『(ジトッとした低音で)い~な~…』、一期12話終わって結局『(同様の声で)ないか~…』となっていたので。やっと共闘もできて、またベリル先生に教えてもらってっていうのはね、本当にうれしかったです」とニッコリ。
一同に絶賛されたベリルとの手合わせシーンのアフレコについて問われると、矢野は「戦闘シーンにどのくらい声を入れるかっていうのは声優のさじ加減なんですけど、分かんなすぎて…。家で、フィッセルと同じように剣を振りました」と告白。
「剣は持ってないんですけど、一旦動いてみようと思って…その結果です」と照れる矢野に、平田は「真面目だねぇ~」としみじみ。「平田さんはどうでしたか?」と聞かれると、そのまま神妙な面持ちで「俺も家で剣を振りながら…」と語り出し、MCに即「また適当なことを言って…」と突っ込まれ、「分かってるなら聞くなよ!次行けよ!!」と、ここでもコンビネーションを見せていた。
■初登壇・仲田ありさ演じるミュイに“強火ガチ勢”な女性陣、平田広明のボケをスルー
このイベントが初登壇だという仲田は、二期の見どころを順番に問われる場面で「今後、ベリルが片田舎にちょっと帰省するっていうお話があって、そこはめちゃめちゃ好きなお話なので、絶対に見てほしいなと思います」と回答。MCが「ありがとうございます」と進めようとすると、東山が「あれ、ミュイちゃん的な見どころはいいの?」とひと言。
すると仲田は「ミュイ的には~」とゆっくり語り出し、「ベリルに憧れて剣を始めたっていうことは1話でもルーシー(CV.斎藤千和)にバラされてたと思うんですけど、今後12話かけて、ミュイちゃんが、魔法剣士としてどういうふうに成長していくかってことが、すごくゆっくり細かく描かれているので、そこは見てほしいなと思います」とコメント。
それを受け、先ほど割って入った東山は、「この作品の、真のヒロインはミュイなんですよ!!」と力説。「やっぱりアリューシアには引き出せない先生の表情や出してくれるんです」と訴えると、上田も「あ~、でも言いたいこと分かる~!!」「分かる~!!」ともだえ始め、平田も「一期のときから言ってるよね。だいたい何かこう、悔しそうな感じで(笑)」と補足するなど、次第に飲み会ガールズトークの様相に。
東山は「こんなきれいな格好させてもらっておいて居酒屋みたいな感じになってますけど…」と笑いつつ、「ミュイのちょっとツンツンしたところににじみ出る、ちょっと素直なところがほんとに…!!」と萌えトークを続行。
上田も、さらに「私思ったのが、一期と二期でミュイの喋り方が、ちょっと仲良くなった感じで…」とその変化に言及すると、メンバーも「思った!」「思います!」「一期はまだ心を開いてないツンケンだったのが、二期はわがままを言えるようなツンケンになったから…」と次々に同意。
「ミュイがかわいくて、ミュイが出てくるたびにほっこりしちゃう」「自然に距離が縮まっているのがいい」と盛り上がったところで、平田が突然「俺は?何か変わりないの?」と平熱のまま混ぜっ返す発言を。しかし、MCや“ミュイガチ勢”たちに「大丈夫です、通らないでください~」「えー、ボヤキがいつも格好良いと思っていました」と流されていた。
■平田広明、ユニコーン&BLUE ENCOUNTのコメントにも容赦なく愛あるツッコミ
ここで、二期のオープニングテーマがユニコーンの「クレナイノハ」、エンディングテーマがBLUE ENCOUNTの「未完成」であることがあらためて発表され、彼らのコメントVTRが初めて上映されることに。
平田は「ちょ、ちょちょちょちょっと待って。こういうのってさ、普通事前に控え室で見せてもらったりするよね。見た?見てないよね。ちゃんと見たい!」と率先してステージを降り、客席通路でベストポジションを探してさまよう自由っぷりを発揮。最初は止めていた“弟子”たちも次々と続き、客席にしゃがみ込む鑑賞スタイルに。
終始いつもの緩い雰囲気だったユニコーンに、平田は「いや~いいですね、“おっさん”たちは。誰かがやってくれると思ってみんな無責任な感じで(コメントを回し合ってて)。すごい親しみを感じる」とコメント。代表して1人がまとめて“未完成”の哲学を熱く語り、特に広瀬を感激させていたBLUE ENCOUNTには、「いいですね~、ユニコーンさんと違ってちゃんとメッセージ性があって…」とニヤリ。
さらに「先週初めて完成した状態のOP、EDを見たんだけど、またすごい曲をくれたな~と思って、ありがたいですよね…」と両アーティストに深く感謝。「劇伴もすごくよくて、稚拙な芝居を音楽が助けてくれている。それも楽しみに見ていただければと思います」とコメントし、「俺、いいこと言うね!」とおどけていた。
■「“未完成”と思えるおっさんって格好良い!」#おっさん剣聖、三期へ向けて…
最後のあいさつで、仲田と矢野は「先行上映会を見た方は、OA時にXで実況する余裕もあるはず。私も読むのを楽しみにしているので、ぜひポストを」「ラジオも始まりますし、この温度感のまま“#おっさん剣聖”でぜひ」とポーズ付きで熱くアピール。
広瀬は「未完成であると、自分のことを思えることってすごく幸せなこと。その素晴らしさをベリル先生やEDテーマが教えてくれている感じがして、未完成の私はまだまだ頑張ろうって思える作品になっている」とコメントを。
また、演じるクルニが力持ちであることからピラティスを始め、2年以上継続している効果で、“本格登山の翌日さらに2万歩移動”でも「全然イケちゃう」体になったと告白。「クルニのおかげで元気に健康になれて感謝しています。二期でも、クルニがどうやって筋肉を『筋肉だよ』ってやるのか、楽しみにしてください」と続けた。
上田はそんな広瀬のハードワークぶりに「衝撃すぎて何を話すか飛んじゃった」と驚きつつ、「ちょっと強い言葉になるかもしれないんですけど、それこそユニコーンさんだったり、BLUE ENCOUNTさんだったり、平田さん、ベリル先生とか…本当に『おっさんってめっちゃ格好良いじゃん!』って思わせてくれる作品」と力説。「実は今後、スレナはそんなおっさんたちにも恥じない活躍をするので、最後まで見守っていただけたら」とアピールした。
東山は「二期、実は大きい山が3つあります。それぞれ活躍するキャラクターが違って、こんなに素晴らしい先生でも、未完成なところがあるんだって分かるところもありますし、だから付いていきたくなるんだよな…って魅力をたくさん見ていただけると思います」とコメント。
「アリューシア的にはやはり後半が注目ポイントで、彼女の片思いに対して…、(意味深に声音を変えて)先生が…どう…思って…いるのかが…、本っ当に…!別に、ベリル先生気付いてないわけじゃないんだな、でもおっさんとしてどうするのかっていう心の声もすごく言ってくれるので、このもどかしい恋の道のりを楽しみにしていてください」と語り、女性陣一同から「本当に…!!」「もう素晴らしいお芝居だった…!」とうっとりとした共感を得ていた。
続く平田は真剣な面持ちで、「声優人生、無駄に長くやっておりますと、何度も舞台あいさつなど登壇させていただくことがあるんですけど…、漢字の読めないMCというのは初体験で、長生きはするもんだな~と思いました」としみじみ語り出し、MCを「おいやめとけよ!俺もすごいショックだよ」と泣かせてひと笑いをゲット。
その後、「一期の最終収録日に二期決定のくす玉を割ったんです。だからもう二期が決まってたんですね。でも、二期の収録が終わったのが年またいで1月だったと思うんですけども、三期のくす玉を割ってないんですよ」と打ち明け、「皆さんご覧になっていただいて『三期、あってもいいんじゃね?』『続きがあったら見てやんべ』とか、こうポツポツっと毎週(SNS投稿を)やっていただけましたら、もしかしたら三期があるかもしれない」と珍しく真っすぐにお願い。
そして、「そのお手伝いをしていただけましたら、また、この漢字の読めないMCと会うことができるかもしれません!!」とオチをつけ、「そこピックアップしないで!?」「皆さんもぜひ、実況ポストに“勤しんで”ください」とMCを泣かせるというコンビネーションを最後まで発揮していた。

