とっておきが、傷をつけていた
迎えた誕生日の集まりで、俺は立ち上がって友達に言いました。
「紹介したい人がいるんだ。俺の彼女です」
拍手の中で隣を見ると、彼女は固い表情のままでした。席に戻って、小さな声で打ち明けました。
「本当は、ここで言いたかったんだ」
その瞬間に分かりました。とっておきにしていた時間ぶん、彼女をずっと1人にしていたのだと。一言、理由を伝えておけば、こんな顔をさせずに済んだのです。
そして...
あれから俺は、彼女に関わる予定をひとりで抱えるのをやめました。サプライズの完成度より、隣で一緒に決めていく時間のほうが、彼女には届くのだと分かったからです。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
