・いつになったら終わるのか?
そうこうしているうちに、なんとか数枚ずつペアを見つけられるようになってきた。いずれの黒猫も可愛いが、手元にやって来た黒猫たちには一層、愛着が沸く。しかし依然としてペースは遅く、いつになったら終わるんだろうと思い始めたその時。
友人のひとりがコツをつかんだのか、数回連続でペアを引き当てた。もうこのままいっそ、最後までめくってくれ……! そう思ったのは記者だけではないらしく、もうひとりの友人も「一気にいっちゃって!」と声をかけていた。
楽しいし可愛い、それには違いないのだが、こんなにも一刻も早い終わりを願った神経衰弱は生まれてはじめてかもしれない。それほどまでに、困難なカードゲームだったのだ。
はじめてから、えらく長く感じたが、時計を見ると実際には40~50分だったろうか。ようやく全てのカードをめくることが出来た。3人でチャレンジしたが、記者の手元に来てくれたのはわずか5組の黒猫だけだった。
その日は割と涼しい日だったが、終わってみればジワリと汗が。こんなにも集中力を使ったのは何年ぶりだろう。神経衰弱という名前の由来を身をもって感じた次第である。
しばらくはカードを眺めるのみにして、衰弱した神経を労わりたいところであるが、気力が戻った暁には再びリベンジしてみたい。
