2026年6月、SNSでバズった集英社オンラインの「バズり記事」ベスト5をお送りする。第1位はこの時期に特に気をつけたい食中毒の記事だ。
2026年6月に、SNSで反響のあった集英社オンラインの記事ベスト5をお送りする。
第1位は、この時期に増える食中毒の記事だ。「チャーハン症候群」と呼ばれるこの症状を引き起こす菌とはいったい何なのか。
第2位は、プーチンが2014年に併合したクリミア半島についての記事だ。今、この地がロシアにとって「巨大な牢獄」になっているという。
第3位は、10歳の息子がスマホゲームに385万円課金をしてしまったという父親に、インタビューをした記事だ。
第4位は、ネットで論争になった「イオンモールおじさん」についての記事、第5位は大反響で売り切れが続出したミスドのもっちゅりんについての記事だ。
第1~5位のランキングは以下の通り。
第1位
【5日前のパスタを食べた20歳の学生が死亡】電子レンジの再加熱での殺菌効果も期待できない「チャーハン症候群」の恐怖
第2位
プーチン最大の誤算…クリミア「不沈の要塞」が巨大な牢獄に ガソリン価格は闇市場で2倍に「ロシア将校は家族と財産を本土へ」の地獄絵図
第3位
10歳息子がスマホゲームに385万円の無断課金! Appleに返金を却下された父が下した“驚愕のミッション”と弁護士の見解
第4位
「浮気しなそうだけど成功者は少なそう」港区女子の“イオンモールおじさん”批判に、44歳実業家が反論「公園でおしゃれは無理」「ダサくなった方が成功」
第5位
「空気読めよー!」ミスド『もっちゅりん』争奪戦が過熱…高校生のヤジも飛んだ“行列地獄”の実態 ミスド事業部は「想定超えの反響」
↓以下記事本編
6月がスタートし、気温の上昇とともに「チャーハン症候群(fried rice syndrome)」という言葉が、SNSを中心に話題となっている。これは「セレウス菌感染症」と呼ばれる食中毒が元となっているが、なぜ再びこの症状が注意喚起されるようになっているのか。3年前にSNSを騒がせた原因となった元の投稿と、東京保険医療局が公開している予防策と併せて紹介する。
海外で話題の「fried rice syndrome」とは?
2023年9月頃から「fried rice syndrome」という言葉が、海外のSNSを中心に話題になっていたこの言葉が最近、再び注目されている。これを日本語に直訳すると、「チャーハン症候群」となる。
筆者も一体何のことかと調べてみたが、どうやらパスタやチャーハンなど、調理後の料理を室温で長時間放置したことによる「セレウス菌(Bacillus cereus)」が原因の食中毒を指した表現のようだ。
においの変化などがなくても危険、再加熱も無駄……ということで、多くのSNSユーザーを不安に駆り立てたという。料理を室温で長時間放置してはいけないというのは、温暖湿潤気候の日本に暮らす人間の衛生観念からすると、「何を今さら」と思える注意事項ではある。
いったい、このチャーハン症候群とはどのようなものなのか。改めてチェックしてみたい。
きっかけは「TikTok」の投稿?
チャーハン症候群を取り上げたWeb記事を複数チェックしてみると、「fried rice syndrome」という言葉が海外で注目を浴びたのは「TikTok」への投稿がきっかけだとされている。
ただし、この投稿自体は2023年10月中旬のものであり、それより少し前から話題に上がっているものとは辻褄が合わない。
実際に複数の記事において、該当の投稿として紹介されているDr. Joe, M.D.氏(@drjoe_md)のコンテンツをチェックしてみると、その背景画像には「iHeart」というメディアが2023年9月8日に投稿したとされる「20-Year-Old Dies Of 'Fried Rice Syndrome' After Eating Leftover Pasta(5日前のパスタを食べたあとに亡くなった20歳の学生)」というタイトルの記事が使われている。
同記事をチェックしてみると、そこでは5日前のパスタを食べたあとに20歳の学生が亡くなったという症例に対して、「この事例は、数年前にアメリカの医学メディア『Journal of Clinical Microbiology』で書かれたものだが、YouTubeやRedditの投稿によって再浮上した」と書かれている。
なお「Reddit(レディット)」とは、英語圏におけるユーザー数の多いソーシャルニュースサイトだ。日本でいう掲示板型のメディアをイメージすると、わかりやすいかもしれない。
つまり、このあたりのメディアをきっかけに、英語圏のSNSユーザーへと情報が拡散していったことが推測できる。
まず2023年9月ごろにYouTubeやReddit上で過去の事例が話題として上がり、英語圏を中心に注目されるようになり、同10月のTikTokの投稿をきっかけにさらに多くのコミュニティへと拡散していったという流れが実態に近いようだ。

