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【W杯】トランプ「不正要求」でもアメリカ惨敗!「赤い悪魔」ベルギーが勝っても世界のサッカー関係者を敵に回す「遺恨」

【W杯】トランプ「不正要求」でもアメリカ惨敗!「赤い悪魔」ベルギーが勝っても世界のサッカー関係者を敵に回す「遺恨」

 正義はやはり勝つのか。今ワールドカップ最悪のスキャンダルを起こしたドナルド・トランプ大統領のゴリ押し介入を、赤い悪魔がきっちりと跳ね返した。

 ベスト8進出を懸けたベルギー×アメリカの試合(7月7日・シアトル)は、ベルギーがFWシャルル・デケテラーレの2ゴールなどで4-1と快勝した。
 次戦は無敵艦隊スペインと対戦することになる。開催国のアメリカは前半31分、FWフォラリン・バログンが倒されて得たフリーキックのチャンスをMFマリク・ティルマンが決めて、一時は同点に追いついたが、この1点のみに終わった。

 このバログンは渦中の人物だった。 決勝トーナメント1回戦(7月2日・サンフランシスコ)のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で、球際の接触プレーの際にスパイクの裏が相手選手の足首に入り、レッドカード。一発退場処分を受けている。
 レッドカードをもらった選手は、最低でも次戦には出場できない。ところが、国際サッカー連盟(FIFA)が出場停止処分を1年間保留すると、驚きの発表。これによりバログンのベルギー戦出場が可能になって得点に絡み、その後もゴールに何度も迫った。

 この異例の事態を招いたのは、トランプ大統領の1本の電話だった。トランプ大統領がFIFAのインファンティノ会長に「あれはファウルですらない」と主張したというのだ。
「アメリカのサッカー協会が処分の再考を求めるならまだ分かりますが、一国の大統領、しかも開催国のトップですからね。トランプは『電話はしたが、処分撤回は求めていない』と弁明しており、以前からトランプと蜜月関係にあるFIFA会長の忖度かもしれませんが、世界のサッカー関係者、サッカーファンを敵に回しましたね」(サッカージャーナリスト)

ベルギーがFIFAへの「異議申し立て費用16万円」を支払わされる理不尽

 世界のサッカー事情を知る関係者も、驚きを隠さない。
「前代未聞の出来事、不祥事中の不祥事です。欧州サッカー連盟(UEFA)も『この決定は一線を越えた』との声明を発表しました。ベルギーサッカー協会は公式サイトで、FIFAに対して口頭および書面の両方で説明を求めたが、一切の回答を得られす、その不誠実な対応に驚き、深刻な懸念を抱いていると書いています。 しかもFIFAに対する異議申し立ての訴訟費用として、1000ドル(約16万円)相当を支払わなければいけません。こんな理不尽な決定がまかり通ったことが信じられません」

 W杯はオリンピックをもしのぐ世界最大のスポーツイベントといわれる。その運営には公平性、透明性が求められるが、たかが電話一本で覆るとは、今後のW杯に大きな遺恨を残したの間違いない。

 前出のサッカージャーナリストは、
「全ては拝金主義のFIFAと、同じ拝金主義者のトランプ大統領が結びついているだけ。選手に罪はありませんが、バログンがベルギー戦で活躍してアメリカの勝利となっていたら、大会に汚点を残すことになりました」

 各国への関税攻撃でケンカを売り、イランに戦争を仕掛けて世界中をエネルギー不足の混乱に陥れ、莫大な不利益をもたらしたかと思えば、今度はスポーツ界で「不正」を要求する。トランプ大統領の「失政」は、大迷惑でしかない。

(阿部勝彦)

配信元: アサ芸プラス

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