◆ 東京ヤクルトスワローズ 長谷川宙輝・並木秀尊・元山飛優を対価に──先発安定化と中継ぎ再整備へ“投手補強の本線”が明確化
ヤクルトは首位巨人を0.5ゲーム差で追い、逆転Vを狙う。強力打線は今年も健在だが、優勝へ向けて最優先課題となるのは、先発陣の安定化と崩壊気味の中継ぎ再整備だ。接戦をモノにするための投手力の底上げこそが、今のヤクルトに求められるすべてである。
放出候補として名前が挙がるのが、左の速球派で希少価値の高い長谷川宙輝。近年は一軍での稼働が安定せず、編成上「出せば痛いが、出せる余剰戦力」という絶妙なラインに位置している。さらに、守備走塁のスペシャリスト並木秀尊も、役割が限定されるため投手補強の対価にしやすいとみられる。内野ユーティリティの元山飛優も、出場機会が増えにくい状況なら交換要員として現実味がある。
対価としてヤクルトが狙う本線は、楽天の先発右腕瀧中瞭太。試合を崩さずに先発を作れるタイプで、ヤクルトが最も欲しい「ローテの安定」に直結する存在である。一方、中継ぎ再整備の観点では、巨人の左腕中川皓太が最有力候補だ。勝ちパターン前後を任せられる即戦力で、左腕不足のヤクルトにとっては喉から手が出るほど欲しいピースとなる。
右の中継ぎでは、巨人の田中瑛斗が候補に挙がる。接戦での終盤運用を安定させやすく、複数イニング対応も可能な点が評価されている。ブルペンの枚数不足を補う意味でも、田中の獲得は現実的な選択肢だ。
野手資源を最大の弱点である投手陣へ投じるこの大胆なタクトで、ヤクルトが期限直前に投手陣の再整備を完了させる可能性は高い。優勝争いの最終盤で必要な「1点を守り切る力」を取り戻すため、編成部は大きな決断を迫られている。
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