今年は例年より遅い開催となる7月28日、29日のプロ野球「マイナビオールスターゲーム」。ファン投票選出選手の発表が7日7日に行われ、セ・リーグ投手(先発部門)に選ばれたのは、ここまで10勝している阪神・高橋遥人を僅差で抑えた、首位争いをするヤクルトの山野太一だった。
「腐らずに頑張っていてよかった。これからも悔いのない野球人生を歩みたいです」
山野はそう言って、喜びを表現している。
東北福祉大から2020年ドラフト2位で入団。過去5年間で9勝と、決して花開いた選手ではなかったが、今シーズンは14試合に登板してすでにキャリアハイとなる7勝をマークして急台頭している。
「高津臣吾前監督時代から期待をかけられていた投手でしたが、制球力があまりよろしくなく、好不調の波が激しいタイプ。ただ、同じ左腕でプロ25年目の石川雅規は今シーズン、まだ一度も1軍で登板しておらず、引退が近いのは確か。池山隆寛監督に代わった今年、山野にとって勝負の1年であることは間違いない」(球団関係者)
池山監督はアラサー世代をなんとかレギュラーに定着させたい
野手の並木秀尊、赤羽由紘、ヤクルトから西武、今年は阪神に移籍した元山飛優などとはドラフト同期入団で、仲がいい。
「村上宗隆が抜けて、山田哲人も今シーズンは一度も1軍昇格できておらず、すでに過去の人の感じは否めなくなりつつある。2軍指揮官が長かった池山監督は、山野のようなアラサー世代をなんとかレギュラーとして定着させたい思いは強い。山野には、かつてエースだった左腕を引き合いに出して『(石井)一久になれるぞ!』とハッパをかけています」(前出・球団関係者)
オールスターファン投票1位を自信につなげ。エースになることができるか。

