閉経前からできる脂肪肝対策

20代や30代の女性にとっては、“閉経後”はまだまだ先の話かもしれません。しかし「閉経前から中性脂肪を減らす働きを体に取り込むことはとても大切」と川本先生は話します。
食事のバランスを整え、週3回以上の定期的な運動習慣を取り入れるなど、基本的な生活習慣を見直すこと。食事では良質な油を使って中鎖脂肪酸(MCT)を摂るのもおすすめだそうです。
「例えばココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多いため、脂肪として蓄積されにくく、代謝を改善する油です。また、ほとんどのスーパーでも置いている純度100%の『MCTオイル』も無味無臭で使いやすくおすすめです。
MCTオイルは一般的な菜種油などよりも短時間でエネルギーになって分解されるため、内臓脂肪として肝臓に蓄えられにくく、脂肪肝の予防にもつながるのです」(川本先生)
MCTオイルの注意点は、加熱に適していない油だということ。ドレッシングに混ぜたり、スプーン1杯をコーヒーや紅茶などの飲み物に入れたりするのが良いそう。直接加熱しなければ成分が変質することはないので、あたたかいスープもOK。
定期検診や運動習慣、食事バランスの改善と合わせて、まずは日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
犀星の杜クリニック六本木 院長 川本 徹 先生
87年に筑波大学医学専門学群卒業。2010年よりみなと芝クリニック院長を務め、22年11月より現職。
著書に『死肪肝』や『結局、腸が9割』などがある。
過去に日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」やテレビ朝日「林修の今でしょ!講座」など、多数TV出演の経験がある。
